「CAN!Pさとやま村」開拓プロジェクト、始動!

こんにちは、CAN!Pの森本です。
今日はCAN!Pが9月から新たに手掛けるプロジェクト「CAN!Pさとやま村」開拓プロジェクトについて書いていきたいと思います。

プロジェクトの全体感と先日行った第1回目の開拓の様子のご報告も兼ねて。
ぜひ最後までご一読ください

CAN!Pで山を開拓することになりました

突然ですが、CAN!Pで佐賀県背振にある山を開拓することになりました。
元々、開拓予定地の周辺に団体として自由に使える施設を持っており、長期休み等の野外体験のフィールドで使用をしておりました。

ひょんなことから、まだまだ未使用の土地が広大に残っていることが分かったのですが、どう活用できるか彷徨っていたところ、一緒に山全体のデザイン・実技指導も含めてお願いできるパートナーが見つかったことで話が一気に動き出しました。

「CAN!Pさとやま村」構想

現時点でまだ最終のゴールは決まっていません。
開拓を進めていきながら、どんなことができるかを都度考えていこうと思っています。

ただ、こんな場にしたいというイメージは持っていて、それが「CAN!Pさとやま村」構想です。

今はまだ鬱蒼とした山ですが、開拓のプロセスを通じて山を今以上に植生・生き物・微生物・光・水などあらゆる観点で多様性のある豊かな森に再生していこうと考えています。

そして開拓の際に伐採した木材をそのまま材として使いながら、子どもたちが自然の中で遊べる遊具やツリーハウスを作ったり、様々な自然体験が自由にできるフィールドを作っていきたいと思っています。

結果的に、そこには老若男女・大人・子どもを問わず、CAN!Pに所属している、していない関係なく、いろんな人が集える「村」のような場に長い年月をかけてしていくチャレンジです。

開拓を「遊び」に、そして「学び」に

私自身、山を切り拓いていくイメージというのは、重機や機械を入れて行う大変な作業になると当初は想像しておりました。

でも、それだと結果的には便利に使えて、楽しい場が短期的にはできるかもしれませんが、あまりにももったいない。

もっと作っていく過程も含めて大人にとって「遊び」になり、子どもにとっては遊びの延長で「学び」になっていく。家族にとっては親子で同じ体験を共有できる時間を作っていきたいなぁと思っています。

なので、今のところはすべて手作業で行っていく予定です。

そんなこんなで、先日9月1日(日)に第1回目の開拓プロジェクトが開催されました。
幼児~大人まで総勢30名弱にご参加いただきました。福岡方面、佐賀方面から多様な方の参加がありました。

メインで行った作業は、杉と檜の「皮むき間伐」です

杉と檜といった針葉樹は、皮のすぐ下に地面から水を吸い上げる管が通っているため、表面の皮を剥いでしまうと水を吸い上げることができなくなり、次第に立ち枯れてしまうという原理です。

こうして時間をかけて木を枯らしていきながら、資材として使用できる木材にしていきます。

子どもたち以上に大人が夢中になっていて、子どもたちと一緒に1日遊びつくしました。

他にも火起こし体験をしたり、竹を伐採してご飯を炊いたり。
山の生き物に夢中になっている子どもたちもいました。

こうして触れていく1つひとつの体験が子どもたちの「学び」になっていきます。

少しずつ開拓を進めていきながら、そのプロセスでたくさん「遊び」、子どもたちの「学び」となる体験ができる場にしていく予定です。

次回は10月20日(日)です

今後は月1回をめどに毎月現地で作業を行う予定です。
誰でも参加できます。CAN!Pのスクールに通われている方は各スクールまでお問い合わせください。

一般の方の参加も受け付けていますので、気になる方はHPよりお問い合わせください。

CAN!Pとしては本業のスクール事業外の、サイドプロジェクト的な位置づけになるため、ゆっくり、じっくり自然を楽しみながら進めてまいりたいと思います。

また進捗については随時シェアしていきます。
それでは、また。