いい教育は、いいチームを作ることから

こんにちは、森本といいます。
福岡から「教育をもっとおもしろくする!」というスローガンを掲げながら活動しています。

「CAN!Pラボ」や「きりんアフタースクール」といった小学生向けの放課後の学び場を運営していたりします。

さて、前回のブログでCAN!Pのスタッフの紹介をさせていただきました。

CAN!Pスタッフを紹介します

4月、5月とそれぞれ1名ずつ新しいメンバーが加わり、顔ぶれも変わってきました。

そして、ここには紹介ができていませんが、日々のスクール運営に関わってくれている他のスタッフも大勢います。

多様なスタッフがいる強みを感じながらも、あらためて大切だなと思うことを書いていきたいと思います。

ビジョンを繰り返し語り続ける

関わる人が増えれば増えるほど、いろんな価値観・考えを持つ人が集まってきます。

お互いが育ってきた環境や背景が違うため、それぞれが持っている教育観も異なります。

教育観の違いは、そのまま日々接する子どもたちへの対応や声かけひとつに現れてきます。

それをどの部分で合致させていくかとなると、掲げるビジョンであり、ビジョン実現に向けてのミッションしかありません。

CAN!Pであれば、「すべての子に“!”な体験を」というのが掲げているビジョンです。

そして、ミッションは以下の3つです。

とはいえ、チームのビジョンやミッションというのは抽象度の高いものですから、それを具体に落とし込むために何度も語りながら、価値観を揃えていくしかないわけです。

時間のかかることですが、いい教育を子どもたちに届けていくためにはここは外せない点になります。

そんなわけで、きりんアフタースクールもCAN!Pラボでも、今年度は特にチームで子どもたちを伸ばしていくということを大事にしています。

日常、私たちがどのようにチームを作り、子どもたちへの学びを届けているのか。

CAN!Pラボの事例をご紹介します。

基本的にはうまくいかないことだらけ

CAN!Pラボは小4~小6の生徒約20名が籍を置く学習学習に取り組むスクールです。

基礎学力養成を通して学び方の探究を行う“チャレンジラボ”と、テーマ学習や個人プロジェクトを通して探究を行う“ドリームラボ”の2部構成で実施しています。

カリキュラムはすべて内製していますので、何を題材に子どもたちと探究を進めるのかから考え始めます。

「何をするか」も考えつつ、扱う内容から子どもたちに何を手渡していくのか、どんな学びを得てほしいのかといった上位の概念まで考えながらカリキュラムを作っていきます。

そして、その内容をもとに毎回のCAN!Pラボが始まる前に約1時間の打ち合わせを行っています。

そこでのスタッフ間のやりとりは、本当に試行錯誤の連続で「前回の子どもたちの雰囲気を見ているとこっちのほうがよさそう」「ちょっと見せ方を変えよう」など検証と改善を繰り返し続けています。

基本的にはうまくいかないことだらけなわけです。

この姿こそがまさに「探究」です。

毎回こういったやりとりを重ねていくと、スタッフ間でお互いがどう考えているのかが次第に理解が深まっていくようになります。チームが出来上がっていくのです。

チームで共通の価値観や考えを握り合えているかどうかは、確実に子どもたちと一緒に過ごす場に影響します。伝え方や表現の仕方は違えど、子どもたちに手渡したいコアの部分が一気通貫しているかどうかなのです。

繰り返しになりますが、関わる人が増えることでどんどん多様性が増していきます。これはいろんな側面から子どもたちを捉えていけるチャンスになります。

この強みを活かすも殺すもチーム作りにかかっていると思っています。

CAN!Pでは、チーム一丸となって子どもたちを見守り、伸ばしていけるよう努力し続けていきます。

引き続き応援よろしくお願いいたします。