オルタナティブスクール開校への私の想い

こんにちは。CAN!Pの粕谷です。 最近はオルタナティブスクール開校に向けて、学校メンバーと毎日ひたすら話し合いを重ねています。Facebookグループ等では毎週報告していますが、ここでも今後毎週学校ブログを書いていくことにしました。

今日は「そもそもなぜ学校をつくるのか?」という問いについてです。個人として、団体として様々な返答があります。今回は個人的な想いを少し書かせてください。

地方の教育に選択肢を増やしたい

私は宮城県の仙台市出身で、都市の規模的には福岡と似ています。教育事情もなんとなく似ています。「〇〇高校に行けたらいいよね」というように、地方は教育の選択肢が少なく、みんな似たり寄ったりの進路や生き方になりがちです。
その結果、人の可能性を潰してしまっているケースも多いように思います。

日本では、個人の特性に合っていない仕事を我慢して就いているというミスマッチも多いことが内閣府の調査でもわかっています。

これは先ほどの話の延長線上にあるのではないでしょうか。本来人間はもっと多様な生き物です。特に現代は生成AIの出現もあり、ある程度の答えはその辺にありふれています。「違い」が重要な時代です。

したがって、もっと多様な生き方を一人ひとりが選択できる社会にしたいと思っています。

それが幸福な社会に繋がると思っていますし、教育はその一助になると信じています。

ないからつくる

個人をより尊重すること、個別最適な学びを得ること、未来志向な教育を受けることをベースにするとなると、例えば一クラス35名の壁はそれなりの壁になります。

もちろん実現している学校があることも知っていますし、私の友人の先生でもいます。

しかし、数多くあるかと言えばそうではありません。自分の住む地域にないならつくろうということです。

CAN!Pのビジョン実現としての学校

CAN!Pは、自立した学習者、熱中する探究者、思いやりのある協働者を育てていくことがミッションです。

その先に「自らの意志で選択と決定し続ける人に溢れる社会」をつくりたいと考えています。そのために、オルタナティブスクールを作ります。

現在開校に向けて議論中ですが、自分らしくあれる場所、個別最適な学びを提供すること、個人に寄り添うことが重要だよねという意見が多く挙がっています。

現状、共通項として子どもの意志を育てていくことが学校の存在意義だという結論に至りました。これはCAN!Pのビジョンの体現そのものです。

これから毎週報告していきます。
学校が出来上がっていく過程をお楽しみください!