子どもの「遊び」を広げるために大人ができること

こんにちは。原口です。

民間学童「きりんアフタースクール」では、子どもたちが自らの意志で考え、選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています! 

きりんアフタースクールではその日の学習が終わると、子どもたちはどっぷり遊びに浸ります。

先日、スタッフ間でこの「遊び」について考える研修を行いました。

その中で、子どもたちの遊びを促進するために、大人ができることってなんだろう?と考えるきっかけを得たので、その考えを私なりに整理してみたいと思います。

大人ができる遊びのサポート

大前提として、子どもたちの遊びに大人は必須だと思っていません。

子どもって大人がいなくても遊びを創造し、どんどん進めていきますよね。

 

では、安心して遊べる場所が提供されている「きりんアフタースクール」では、大人はどのように関わっているのでしょうか?

私はその関わり方を大きく4つに分けられると考えています。

①環境作り
➁見守り
③提案
④尊重

それぞれ具体例を出してみると、

①環境作り
子どもが自由に道具を手に取れる、なんとなく遊びたくなる遊びがなど、遊びが促進される環境を作る。

➁見守り
子ども同士のトラブルも本人同士で解決できそうか見守る。

③提案
困っていたら遊びを提案してみたり、大人と一緒だったら友達の輪に入れそうか聞いてみたりする。

④尊重
その子が選択したことや想いを受けとめる。


この中でも、特に重要なのは「環境作り」だと思っています。

前述した通り、基本的に子どもたちは自然と遊びを見つけて遊び始めます。

ですが、遊びの選択肢の幅は今まで経験したものや置かれている環境によることが大きいのです。

 きりんアフタースクールでは、より多くの体験や選択肢を子どもたちには渡したいと願っています。

 その願いを子どもたちが「やらされる」のではなく自然と叶えるためには、私たち大人が環境を整えることがかなり重要になってきます。

環境を整えることで、子どもが「これで遊んでみよう!」「この遊びも選択肢に入るんだ!」と思える状態にしたいと思っています。

子どもの「やりたい!」を引き出す環境

「環境作り」とはどういうものなのか、きりんアフタースクールで実際にあった例を挙げてみます。

例えばリニューアルした園庭は、砂から人工芝に変わったことで外遊びの選択肢が広くなったように感じます。

寝転がりながら遊んだり、ほっと一息ついたりする子が増えました

相撲場があると相撲を取りたくなる

部屋の一角にある廃材置き場は子どもたちの主体性を引き出すきっかけになりました。

自由に使っていい道具や材料が目に入るところにあると…

不思議と創りたいものが出てきちゃう!

すぐ手に取れるところに工作グッズがあると、自分が作りたいときに工作を始めて、それを見た他の子がまた工作に取り掛かる光景が良く見られます。

この廃材置き場が出来てから「〇〇を作ってもいいですか?」と大人に聞くことがなくなりました。

環境次第で子どもたちの行動も主体性も変わっていくのです。

大人が環境を作る重要性を感じますよね。

おわりに

この環境作りには終わりはありません。

これからも子どもたちが数ある遊びや体験の選択肢から主体的に選び、経験できる環境を作り続けていきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



最後におしらせです。

2025年度の新1年生に向けた説明会の受付を開始いたしました。

詳細はこちらからご覧ください。

それでは、また。