こんにちは、平田です。
CAN!Pアフタースクール高学年の自己調整学習では、取り組む内容(教科や単元、教材など)をスタッフと相談した上で、自分で決めて進めています。
今回のブログでは、その学習の時間だけでなく、合間の時間の友だちやスタッフとのつながりを見て感じたことについて書きたいと思います。
友だちにオリジナル問題を出して楽しむ
先日、5年生のA君が学校から下校して来て学習を始める前の時間に、おやつを食べたり、わたしと算数クイズをして遊んだりしていました。
少しゆったりした時間です。
そこへ、CAN!Pラボに参加する子も含めた数人の子が下校してきて、「今日学校で〇〇があったんだー。」とか、みんなで何気ないおしゃべりが始まりました。
算数が得意なA君は、算数のオリジナル問題を考えてホワイトボードに書き、友だちに出題します。
正確には、友だちに「この問題、解いてみて!」と言いたいけれど、他の友だち同士で別の話をしているので、A君はみんなが気づいてくれるのを待っています。
少しするとみんなA君が問題を書いていることにちゃんと気づいて、興味深々に解きました。
うれしそうなA君です。
少しして時間になったので2階の学習室へ移動し、気持ちを切り替えて学習をスタートしました。
学習が終わってもまだ…
学習が終わって、1階へ降りたA君。
わたしは、A君よりも少し後に1階へ降りたのですが、1階ではA君が2問目に出した難しい問題をスタッフも解いて、一緒に楽しんでいます。


A君の問題がけっこう難しい!
答えが出せたスタッフが子どものように喜んで、盛り上がっていました!

安心できることは大切
A君はもちろん学習をしに来ているのですが、様子を見ていて学習以外でも友だちやスタッフと楽しい時間を過ごしているなと感じました。
この日でいうと、友だちと何気ないおしゃべりをして楽しめる、自分が出した問題をみんなが楽しんでくれる、という時間が彼にとっての安心をつくっているようでした。
安心できる場所(相手)だと、不安が少ないので、自分の考えや気持ちを素直に表現できるようになり、自信を行動できるようになります。
また、違えても大丈夫と思えるので、子どもは、学びや遊びの中で新しいことに挑戦しやすくなり、子どもの成長につながります。
だから、学んだり遊んだりする場所が安心できる場所であることは、子どもがのびのびと成長するためにとても重要だと考えています。
とはいえ、子どもたち同士の安心できる関係は、数日ですぐにできるものではありません。
一緒に学習したり、他の活動で協力し合ったりする中で、安心できる関係が少しずつできていきます。
わたしは学習の時間に関わることが多いのですが、子どもたち同士の関わりを大切にして、安心できる場所をつくっていきたいと思います。
おわりに
今回は、友だちやスタッフとの何気ない関わりを通して感じて、安心できる場所の大切さについて考えてみました。
子どもにとって、安心できる場所があることは、学びや遊びを楽しむだけでなく、挑戦し、自信を育む大切な要素になります。
これからも、子どもたちが自然に関わり合い、安心して過ごせる環境づくりを大切にしていきたいと思います。
お知らせ
CAN!P School開校に向けたクラウドファンディング。
終了まで残り3日となりました!
一人ひとりが主人公でいられる学校をつくるため、ネクストゴールに向けて挑戦しています。
ぜひ、最後まで応援をよろしくお願いいたします!
