新施設「CAN!P LAB」を立ち上げます!

川の魚捕りを子どもがしているのを手伝ったらむしろこちらが本気になって筋肉痛が激しい粕谷です。

さて、今回はようやく情報を公開できることになったCAN!P新施設の構想についてです。少しだけ私たちの想いを綴らせてください。最後まで読んでいただけるとうれしいです。

CAN!Pグループの成長

「きりんアフタースクール」をはじめて8年目になりました。
ありがたいことに毎年在籍している生徒が増え続けています。

「学びもあって、楽しい」「安心できる居場所」「家ではできない体験ができる」などなど様々なご評価をいただけていることをうれしく思います。

さらに、2022年4月にCAN!Pを立ち上げました。
CAN!Pラボ(=高学年向け探究学習スクール)
CAN!Pアドベンチャー(=野外体験事業)
CAN!P English(=放課後でバイリンガルを育てるスクール)
の3つの新規事業が生まれ、それぞれ順調にスタートしております。

今後もより多くの教育の選択肢を作っていくことが私自身のミッションです。

日常の環境をより充実させたい

生徒が増えていく中で、スタッフの方々の成長も著しく、チーム力もここ数年で格段に上がりました。子どもたちが安心できる場を作れていることを日々感じます。

一方で以前から感じていた課題がありました。
それは、子どもたちが探究するための「知る」「つくる」を実現する環境づくりです。

昨年12月に長野県にある軽井沢風越学園に森本と見学に行きました。国内最高峰の幼少中一貫校の1つです。

私が見学した時には、小学生1・2年生の「ピザ窯を作りたい」という想いから、みんなで実際にピザ窯を作り上げたプロジェクトについての発表がされていました。

風越学園には、自分がつくるためのラボ(工作室)があり、実際につくるための道具が非常に充実しています。

なおかつグッドデザイン賞を受賞した経験のあるような工作のプロが常駐して子どもたちの「つくりたい」に日々伴走する環境があります。

工作室の他にも、校舎内の通路にはあらゆるジャンルの図書がちりばめられ、様々な本がいつでも目に触れられ、手に取れる環境がありました。子どもたちにとってこんなにも興味関心をかきたてる恵まれた環境があるのかと感心しました。

風越学園を見学してみて、自分たちに落とし込める点は以下のことにあると思います。

日常の視界の中に充実した環境がある
風越学園を見学してわかったことは、日常から「知る」「つくる」環境を目にしていることが大事ということです。
例えば、使うか使わないかは抜きにして、日常からのこぎりなどの道具を目にしていることで、なにかつくりたいとか何か工夫する必要がある時に、あ、「あの時に見たのこぎりでなんとかなるかもしれない!」と紐づくかもしれません。
人間は知らないことはやりません。見たことがある、使っているのを見た、お試しで使った、などなど身近に感じる時間を日常の中で作らないといけません。

だからこそ、その環境を作ることにこだわり、今年から少しずつ動いていきました。

小さい図書館と調理・工作部屋をつくります!

結果として、以下のように施設を拡張することにしました。

①新施設CAN!P LABの設置
現施設のすぐ近くの戸建てを新施設として利用することになりました。キッチンがあり、手軽に調理ができる環境が整っています。また、広いガレージがあり、そちらは冷暖房を完備させたうえで通年使用できる工作室として改造しています。

工作室では、次年度以降3Dプリンターやレーザーカッターなども導入予定です。
(以下の写真はイメージです)

日常ご家庭ではなかなか触れることのない機材に出会うことで、今以上にクリエイティブなアイデアが出やすくなったり、日常に何かを作り出すモチベーションがより高まるんじゃないかと思っています。

こんなものもつくれるんだよという機会を積極的につくっていきます。

まずは10月よりCAN!Pラボの活動拠点として活用していきます。
今までは気軽に行うことの難しかった「クッキーをつくりたい!」「ロボットをつくりたい!」という子どもたちの願いに応えやすくなります。子どもたちの好奇心をどんどん育めたらなとワクワクしています。

②現会場の2Fを学習室兼図書室として用途変更
また、事務所機能の一部を移すことで現会場の2Fを学習室兼図書館として用途変更します。
より学習効果を高める環境を整えることはもちろんなのですが、それ以上に日常に本に触れる環境を拡張していきます。
少しずつ蔵書数を増やしていき、より多様なジャンルの本を扱うことで子どもたちが日常的に本に親しめる環境づくりをしていきます。

さらに、近い将来は新施設を活用して、
・CAN!Pラボの低学年コースの開講
・小規模の学校(オルタナティブスクール)の開校
も予定しております。

CAN!Pが掲げるミッションの1つ。「地方の教育を選択肢を増やすこと」をスピード感をもって実現してまいります。

CAN!Pグループの発展にますますご期待ください