こんにちは!CAN!Pスタッフの長﨑です!
今回は、武器づくりに熱中している子の様子をもとに、
「熱中へ導くポイント」を見ていきます。
武器づくりを始めたきっかけ
以前のブログ「アウトプットデーを開催しました!」にも登場した、まるで武器屋のような子…
彼が木材で武器を作り始めたきっかけは、友達が木で刀を再現しようとしていたからでした。その友達と一緒に刀を再現するようになりました。
始めはYoutubeの動画を参考に、刀を作ったそうです。
それからは、いろいろな武器を作り始めました。
彼の友達が初めに作った刀
友達の作品から影響を受ける
彼が作る武器は、だんだんとバリエーションが増えてきています。
始めはシンプルな刀の形のものでしたが、今では、ヌンチャク型のものや、弓矢、魚を突くモリのようなものまで作るようになりました。
ただ一つの作品を作って終わりにするだけでなく、そこからさらにバリエーションを広げていくきっかけになったのが、また別の友達の作品だったそうです。
その友達が、接着の仕方にこだわって作った武器を見たとき、自分もやってみたいと思ったそうです。
それからは、アニメやゲームに登場する武器をモデルに様々な作品を作り上げていきました。
ここで、彼の武器づくりを加速させたのは、「友達の素敵な作品」の存在でしょう。
それが、知らない人が作ったものではなく、自分の「友達」が作った作品であること。そして、素直に自分もやってみたいと思える”良い”作品であること。
「友達の素敵な作品」が身近にあることで、それがモデルとなり、意欲をかきたてることにつながります。
自分の取り組みを応援される
彼はアウトプットデーで武器屋のごとく、これまでの武器を展示しました。
見に来た人から、たくさんのコメントをもらい、とても嬉しそうでした。
見に来た子もこの笑顔です。
そんなアウトプットデーの中で、彼は
「次はぜひ鬼滅の刃の武器を作ってください!頑張ってください!」
という言葉をもらったそうです。
翌週から、彼はさらにギアを上げて、鬼滅の刃の武器を作り始めました。
そのやる気はどこから来ているのか聞いてみると、
「頑張ってくださいと言われたのがうれしくて、頑張りたいと思った。」
「自分も好きだし、みんなも好きなものを作ればみんなも自分も嬉しいからリクエストを受けることした」
と話していました。
自分やってきたことが他者にも認められ、応援されることで、さらにやる気が出てきたのでしょう。
終わりに
今回は武器づくりに取り組んでいる子のストーリーから、「熱中へ導くポイント」について見てきました。
モデルとしての「友達の素敵な作品」。
そして、他者からの応援。
これらによって意欲をかき立てられることで、熱中へと向かうことができるのではないでしょうか。
その先には、まさに私たちCAN!Pラボが目指す子ども像”熱中する探究者”があります。
今回、彼の姿から教わったことを、今後の活動にも取り入れていけたらと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。