異学年の交わりが加速している!

こんにちは、CAN!Pの森本です。
CAN!Pラボという探究学習スクールをしていたり、きりんアフタースクールという民間学童保育を運営していたりしています。

今、私たちは夏休みの真っ最中。日頃はCAN!Pラボ(小4~小6)、きりんアフタースクール(小1~小3)で分かれて活動していることが多いのですが、夏休み中はスクールの垣根を越えて、みんなで野外体験に出かけたり、朝から過ごしたりしています。

そんな子どもたちを観ていて感じていることを少し言葉にして整理してみたいと思います。

上手に遊べない子どもたち

今、少しずつ社会問題となってきているのが「上手に遊べない子どもたち」です。
放課後に自由に遊べる時間の減少、デジタルツール・SNSの普及、遊ぶ場所の減少などいろんな外的環境が複雑に絡まっている問題なのですが、今後ますます加速していくことでしょう。

遊びとは、極めて能動的な行為であり、遊びの中で自然と対人関係(けんかやトラブルにおける問題解決も含めて)や、主導権を握って物事を進めることを体験していきます。

小さい頃にたくさん遊び込んできた経験が大人になってからの趣味や仕事におけるクリエイティブにつながっていくことも少なくありません。私自身小さい頃にたくさん行ったことが原体験となり、今につながっていることが多くあり、今の時間を豊かにしてくれていると実感しています。

CAN!Pでのミッションは、「自己選択自己決定できる人材を育てること」であり、そのために遊びを通して得られるものは多くあると考えています。

だからこそ、特に低学年期の「きりんアフタースクール」では遊びを重要視し、異学年の子たち同士で過ごす時間を大切にしています。「遊べない」という社会課題を越えていくこともCAN!Pが担う役割であると考えています。

新しいつながりが自然と生まれる夏

そんな中、私たちがお届けしている夏の体験の中で象徴的なことがあります。

4月から7月まで過ごしてきた友達同士の関係が大きく広がってきていることです。

どうしても日常だと、曜日や活動が固定されたメンバーで過ごすことが多くなります。それはそれで関係性が深まる良さはあるのですが、どうしても活動が硬直化しやすくなります。

一方、夏休みは初めて会うお友達と一緒に活動をする機会が自然と多くなります。ふと子どもたちの会話を聞いていたり、遊んでいる姿を観ると「あれ、この2人いつの間になかよくなったかな」と思わされる場面が少なくありません。

高学年のCAN!Pラボのメンバーが低学年の子たちを気遣って一緒に過ごしたりしている場面もあったりで、異学年での交流が加速しているなと感じます。

新しい関係ができることで、子どもたちはより自分の居場所を作りやすくなります。そこでまた新しい遊びが生まれ、発展していったりします。

CAN!Pで過ごす子たちはみんな本当に遊ぶのが上手で、どんな環境、どんな条件でもその場でどう楽しく過ごせるかを主体的に考える力を養っていると感じます。

その原体験が今から10年以上先、社会に出たときの関係構築力や自分のやりたいことを見つけて没頭していく力となって人生を彩っていってくれると信じています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今日は「遊び」「異学年での交流」という点に光を当てて、夏休みの様子をお届けしてみました。

早いもので夏休みも残り1週間となりました。
最後まで全力で楽しんでいきたいと思います。

では、また。