おはこんばんにちは。福岡市城南区の探究学習スクール「CAN!Pラボ」の鈴木です。子どもたちの「やりたい!」を実現する塾をやっています。
今回は「誰もが主人公になれる場所」というテーマでブログを書きます。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。それでは、どうぞ!
CAN!Pラボでレストラン
先日私たちCAN!Pラボは
「のりではじめたこだわりのラボレストラン」
というレストランをオープンしました。
平たく言うと、子どもたちが作った料理をレストラン形式でお家の方にふるまう「発表の機会」といったところでしょうか。
レストランがオープンしたのは、CAN!Pラボで行っている個人プロジェクト「マイプロ」がきっかけです。
この「マイプロ」でパスタを作った子が言ったんです。
「レストランやってみたい!」
その一言でこのプロジェクトはスタートしました。
↓詳しくはこちらのブログをご覧ください。 マイプロジェクトで他者と協働する
レストランの名前も各自で話しあいながら、決定しました。
「こだわりの?」
「いや、のりではじめた、を入れたい!」
「じゃ、全部いれてみる?」
と大盛マシマシの「のりではじめたこだわりのラボレストラン」という店名が決まったのでした。
そして、レストラン本番
18:00にオープンを目標に、調理をする子は事前の仕込み、セッティングなどと準備を重ねました。
お客さんとしてお家の方々に来ていただき、「おいしいね!」「ここまでやったんだね!」とコメントをいただきました。
「すごいでしょ!」と言わんばかりの、子どもたちの表情が忘れられません。
お客さんはお家の方々、子どもたちはオーダーをとって調理を始めます。
券売機も手作り、食券を押してメニューを注文します。
メニューはパスタ(クリーム、バジル)ラーメン(みそ、しょうゆ)ポテトチップス
「レストラン」となると、調理をする人、だけではなく配膳をする人、お客さんを案内する人、、、などと子どもたちが思っている以上に準備や配役が必要でした。
それでも「レストランやってみたい!」の一言から、みんなを巻き込んだ「レストラン」の形につながったのは、こんな理由があったからなのでは、と考えています。
おたがいに関わり合う
一人の一言からみんなのプロジェクトに進化できた理由、それはスタッフを含めたみんなが「おたがいに関わり合った」からなのではないかと考えています。
券売機の設置場所をどうしようか考える子どもたち。
「どうやったらわかりやすいかな?」といった問いから
「こうしたほうがいいかも」と協力が生まれます。
「お客さんがわかりやすいように通り道をつくろう!」 と導線をビニルテープで貼る様子。
ここでも子どもたちは「じゃここやるわ!」「おっけい!」と関わり合いながら協力していました。
もっと言えば、事前準備の段階で
「いったん、シュミレーションしてみない?」
の一言がありました。
CAN!Pラボの子どもたち、スタッフが「レストランをオープンして満足してもらう」といった大目標に対して、それぞれがお互いに関わり合ったからこそ実現しまたのだと思っています。
そうやって一人ひとりが「自分にはこれができる!」「こうしたらいいかも!」と関わり合う姿はまさに「主人公」そのものでした。
だから、一人よりも
私たちCAN!Pラボは子どもたちの「やりたい!」に寄り添った活動をしています。ときに個人レベルで工作、料理、実験といったジャンルを取り扱います。
しかし、今回のような「レストランプロジェクト」のように他者と一緒になって行うプロジェクトも定期的に行っています。
子どもたち一人ひとりが「自分らしさ」や「できること」「アイデア」が混ざり合うと、ものすごいものが出来上がるんだなぁと毎度感じています。
それはきっと大人の世界でも同じです。
上の図のように、誰かと関わり合うってことは、自分ひとりでは見つけられなかった視点を広げることになると思っています。
だからこそ、自分ひとりじゃなくてみんなで。
他の子たちと関わり合うことで
「次はこんなことやってみたい!」
「自分の範囲を広げてみたい!」
と個人の輪も広がろうとしている姿もみてとれます。
CAN!Pラボは、誰もが「やりたい!」を実現できる、そんな「主人公」になれる場所です。ほかの人たちと関わり合いながら、自分自身の輪を広げていくストーリーを、つむいでいきます。
さいごに
子どもたちが相互に関わり合うことで、その子自身のアイデア・実行力が高まると考えています。多様なメンバーがいればいるほどに、それらはより効果的になることでしょう。
CAN!Pラボでは見学を受け付けておりますので、もし気になった方はご気軽にご連絡ください。最後までよんでいただき、ありがとうございました。