おはこんばんにちは。福岡市城南区にある探究学習スクール「CAN!Pラボ」のゆうたろうです。
お盆休み、いかがお過ごしでしょうか。
私はというと田舎の実家に帰り、のんびりとすごしていました。
ゆっくり、ゆっくりと時間が流れていくのを感じていました。
生き物たちが集まってくる用水路
石のすきまに、、カニ!
はじめてキャンプ
実家の自然を見ていると、8/8-9に行った「はじめてキャンプ」のことを思い出しました。
「はじめてキャンプ」とはCAN!Pアドベンチャーが実施したイベントです。
参加してくれた子たちは1~3年生の子が多く
文字通り
「キャンプをすること自体はじめて」
「ひとりで外泊させることもはじめて」
といったご家庭もありました。
集合場所、はじめての場所・人にみんなドキドキ
保護者の方々に見守られながら、はじめてキャンプはスタートしました。
子どもたちの変化
子どもの成長って著しいものですね。
はじめは緊張していたはずなのに、あっという間に仲良くなってしまうんです。
そして、川遊び・野外活動・調理といった活動を経てぐんぐん成長する姿に圧倒されました。
例えばこの子。
川遊びの最中に、飛び込みができそうな場所を見つけた子がいます。
「こわい…やってみようかな…」と言いながら飛び込みにチャレンジしました。
バシャーン!やったー!とべたー!!
飛び込みに成功した姿は満足げ、二言目には「もう一回やりたい!」でした。
そしてこんな子もいました。
宿泊場所での出来事です。
夜が近づくにつれて、あたりが暗くなってくる頃
みんなはカードゲームや外遊びに夢中です。
そんな中、ひとりぽつんとうずくまっている子を見つけました。
話を聞いてみると
「お母さんに会いたい…」とのこと。
目に涙を浮かべながら話してくれました。
しかし、時間が経てば友達の輪はいり、和気あいあいと楽しんでいました。
ほんの10分くらいの出来事でした。
選択と決定の余地
子どもたちと2日間の関わりでしたが、大きな変化を間近で見ることができました。
というよりかは、子どもたち自身に
「やってみたい」
「こわい」
「どうしたらいいかわからない」
という壁にぶつかっては乗りこえていく力があると私は思っています。
誰にでも壁を乗りこえられる力があるんです。
だけど、日頃はその可能性にフタをしてしまっている、と考えることもできます。
今回のキャンプではそんなフタを外すような体験を、子どもたちに提供できたんじゃないかと思っています。
そして、その体験を支えるのはボランティアスタッフの力です。
一緒に関わってくれたボランティアスタッフの方々から出るのは
「やってもいいよ」
「どうしたい?一緒に考えよう」
「次はどうなるかな?」
といった前向きな言葉ばかり。
(※もちろん、安全に留意したうえですが)
子どもたちの可能性にフタをせず、どんどんチャレンジしようと思えるような言葉をかけてくれたからこその成長だったんではないでしょうか。
知るということ
「やりたいことがわからない」
「自分のことがわからない」
「このままでよかったのかな」
大人になっていくほど、こんな言葉を耳にする昨今です。
「自分のことを知ろう」なんていっても簡単にはできないのはご存知の通りです。
でも、「体験」を経ることで、ちょっとした「自分」に気づくことはできます。
「キャンプ、やってみたら意外と楽しかった」
「川高いけど、意外と自分にできるって気づいた」
「お母さんのことがさみしくて泣いたけど、乗りこえられた」
「できない」って思っていたことは意外と「自分ができるか知らない」ことだらけなのです。
まさに「自分さがし」という神経衰弱をしているような感じです。
「体験」という機会で、自分のカードをめくる。
めくってはじめて、ちょっとした自分に気づいていく。
自然や手を動かすような「実体験」
そして、同世代の友達・スタッフと関わる「他者との体験」
そんな機会を作り続けること、人を巻きこみつづけることが私たちCAN!Pの使命なんじゃないかなあとぼんやり考えていました。
「選択と決定しつづける人であふれる世界に」
そんな一助となれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。