「子どもを尊重してもらえる場になっています」

こんにちは。原口です。

民間学童「きりんアフタースクール」では、子どもたちが自らの意志で考え、選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています! 

きりんアフタースクールでは定期的に保護者の方と面談を行っています。

そのなかでこんな一言をいただきました。

「きりんアフタースクールは子どもを尊重してもらえる場になっています。」

このように言っていただいた理由を私なりに解釈して書いていきたいと思います。

子どもの願いを知る

私たち大人は、子どもたちの行動の一部を切り取って評価をしてしまう場面が多くあるんじゃないかなと思っています。

例えば、先日こんなことがありました。

2年生のA君は、宿題になかなか取り掛かれず、本を読んで過ごしている日が何日か続いていました。

こんなA君の行動を見ていたら「サボっている」と評価してしまうこともあるかもしれません。

ここで、その子の立場に立って考えてみます。

『きりんアフタースクールで行っているプリント学習はしっかりできているのに、宿題はしようとしない。
ということは、宿題が難しいのか?それとも他にできない理由があるのか?』

そんなことを考えながら、A君に聞いてみます。

私「宿題大変なの?」

A「うん。まぁ。」

私「大人がいたらできそう?」

A「そうだね。応援された方がいいに決まってる!!」

その後、A君はスタッフと一緒にすごいスピードで宿題をやり遂げていました。

A君の願いは

「宿題のエンジンをつけてほしい」

でした。

この願いに耳を傾けない限り、A君の根本的解決にはなりません。

「早く宿題しなさい!」

と言って、その瞬間は宿題をやったとしても、次回も同じように宿題になかなか取り掛かからないのではないでしょうか。
それでは大人も子どもも疲弊しちゃいますよね。

このように、何かうまくいっていないことや困っていることがあるときは、その理由を探ります。

そして、子どもと一緒にどうやったら解決できるのかを考えていくことを大切にしています。

こんな関わり方が、子どもたちにとって『自分の意志を尊重してもらえた』経験になり、自分の意志を大切にすることに繋がっていったらいいなぁと思います。

子どものことを想う

私は、きりんアフタースクールという場が、子どもにとって自分の想いを伝えやすい場になっていて欲しいと願っています。

だからこそ、見えていることだけで評価するのではなく、子ども自身のことを知りたいと思います。

そんな想いで関わると、子ども自身も自分の想いを伝えやすいんじゃないかなと考えています。

逆に、見えている部分だけで評価をしてしまうと「自分のことを分かってくれない」と心を閉ざしてしまうから、気を付けたいところです。

私自身、「どんな言葉がけをしたらいいんだろう?」と迷うことはまだまだありますが、これからも実直に子どもたちの心に耳を傾けていきたいと思います。

そして、子どもも保護者の方も

「子どもを尊重してもらえる場になっている」         

と自然と感じることができるような場にもっともっとなっていくように進化し続けたいと思います。

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