Hola!
CAN!Pに来て初めての夏休みを過ごし、子どもたちと毎日「!」な体験をしたぶいちゃんです!
夏休み期間中もCAN!Pラボ・ラボジュニアはいつも通り活動し、子どもたちは元気に登校してきてくれました。
今回は、この夏壮大な「宝石磨きプロジェクト」に挑んだA君の3カ月の軌跡をご紹介します。
きっかけは5月のラボプロジェクト
振り返ること3カ月前、CAN!Pラボ活動中に、2人の男の子がガレージでハンマー片手に石を割っていました。
何をしているのか尋ねると、「ストレス発散」とのこと。
けれどその集中力はすさまじく、30分ほど夢中になって石割りを楽しんでいました。
私は、「これはチャンス!川や山の石をただひたすら割ってみるラボプロがあったら、子どもたちも楽しんでくれるんじゃないかな?」と思いました。(※ラボプロジェクト(通称ラボプロ):スタッフが提示したテーマを探求する活動)
福岡市への許可取りや、九州大学博物館へ出向いて鉱石サンプルを集めるなど準備を整えて、いざ樋井川へ出発!
川辺の石を割ると、色や硬さ、割れ方が全く違います。キラキラ光る鉱物が出てくると、子どもたちは大興奮でした。
ラボプロからマイプロへ発展
この石割りプロジェクトをきっかけに、A君は自分の好きな探究テーマを進めるマイプロジェクトで「磨いた石に穴をあけて、ネックレスにすること」をテーマにすることになりました。
ここからが、試練の連続でした。
まず、川や山、100円ショップで集めた石を割り、好みの石を見つけます。次は、好みの石を耐水ペーパーでひたすら磨く作業。ところが、A君が選んだ石は硬度が高く、削りにくい石。
ひたすら磨き、磨き、磨きまくる!
その時間、なんと5時間以上!
腱鞘炎寸前まで磨いた石は、つるつるつやつやになりました。
その頃、ちょうど7月のアウトプットデーも近くなり、磨いた宝石を皆さんの前で発表する予定でした。
事件発生!磨いた石が消えた!
ところが7月のアウトプットデー当日、発表する予定だった宝石が、どこを探しても見当たりません。
焦るA君とスタッフ…結局発表時間になっても見つけることはできませんでした。
しかし、驚いたのはここからでした。A君は現物がなくても、マイプロの様子を活き活きと語りきったのです。
・石によって硬さが全く違ったこと
・耐水ペーパーを20枚以上使って磨きまくったこと
・機械を使って磨くよりも、手で磨いた方が味が出て面白いこと
聞いている人たちも思わず引き込まれるような発表でした。そして、「次のマイプロはどうしたい?」という質問に、「次も石磨きを継続したい!」と即答したA君の熱意に、心から「かっこいい!」と思ったのでした。
ついに石のネックレスが完成
アウトプットデー後も3週間にわたり新しい石を磨き続けたA君。最後の挑戦は「磨いた石に穴をあけること」。スタッフの誰も経験がなく、本当に穴が開くのか不安な挑戦でした。A君は磨き上げた石に機械で穴をあけていきます。少しのミスで石が割れてしまうかもしれない…そんな中
「開いた!!」
ついにその瞬間が訪れました。A君が思い描いていた、「宝石に穴をあけてネックレスを作る」3カ月の努力が実った瞬間に、私もA君もほかのスタッフも、喜びと達成感でいっぱいでした。これこそ、探究の最高の瞬間だと思いました。
熱中する探究者はかっこいい!
A君は、自分の「やってみたい!」を出発点に、数々の壁を乗り越えました。その姿はエネルギッシュで、人を惹きつける魅力にあふれていました。
そして誰もがこのように「熱中する探究者」になる可能性を秘めています。
CAN!Pラボは、子どもたちの「やってみたい!」が本気の探究へとつながる場です。これからもその芽を育み、子どもたちと一緒に進化していきます。
それでは、Hasta Pronto~!