こんにちは、平田です。
きりんアフタースクールの高学年の子どもたちは、「自己調整学習」というやり方で、取り組む内容(どの教科か、どの単元か、どんな教材かなど)をスタッフと相談した上で、自分で決めて進めています。
今回は、漢字検定合格を目標に学習していたA君といっしょに学習の振り返りを行ったときの気づきをお伝えしたいと思います。
2ヵ月間の学習の振り返り
A君は「漢字検定7級に合格する」という目標を決め、8月から約2ヵ月間の学習計画を立てて学習していました。
(以前のブログで、A君の学習の進め方や、振り返りについて紹介しました。そのA君です!)
先日、A君が目標にしていた漢字検定7級の受験が終わりました。
(合否の結果はまだ出ていません。)
そこでA君といっしょに、2ヵ月間の学習の振り返りをしました。
A君が最初におしえてくれたのは、
・漢字をたくさん学習したから、分からなかった熟語が分かるようになった。
・試験当日は、解答用紙を全て埋めることができた。
ということでした。(うまくいったこと(成果)が最初に出てきてうれしいなぁ。)
A君が最初におしえてくれたのは、学習内容についての振り返りが出てきました。
A君は漢字検定の学習本を一冊やり切ったので、相当な数の熟語を書きました。
語彙力もアップしているはずです。
視点をもって振り返る
振り返りでは、学習の成果や課題を次の学習に活かしていきます。
そして、学習結果をその後の学習に活かしていくためには、学習内容の振り返りだけでなく、学習方法についても振り返ることが大切です。
そこで、A君が学習方法についても振り返りができるように、次の視点を伝えました。
・学習に使った本は適切だったか。
・漢字検定までの学習計画は適切だったか。
すると、A君はこうおしえてくれました。
・黄色のテキスト(漢字検定の学習本)はやりやすかった。
・学習計画を立てるときに、テキストのページの問題量を確認せずに、ページ数を決めたから、問題量に偏りがあった。
・過去問題は、2ヵ月の学習の最初と最後、両方やる方がよいと思った。
使った本はよかったこと、学習計画には改善すべき点があることが出てきました。
このようにスタッフがいっしょに振り返りをすることで以下のような力を伸ばしたいと思っています。
・学習内容、学習方法などの視点をもって、振り返りができる。
・振り返りをもとに、次の学習に活かせることを見つけることができる。
そして、この力がつくことで、振り返りを次の学習に活かすことができるようになります。
おわりに
今回は、視点をもった振り返りの様子について、お伝えしました。
このような振り返りの力は、すぐに身に付くものではありません。
スタッフといっしょにする振り返りを積み重ねていくことで、一人でもできる力を育んでいきたいと考えています。
一人一人の子と丁寧にかかわって、じっくり伴走していきたいと思います。
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