たかがダンボール、されどダンボール?!子どもたちの遊びの広がり

こんにちは。ざきくんです。

最近、CAN!Pアフタースクールでは「ダンボール」が大ブームになっています!大人から見れば「ただの空き箱」かもしれませんが、今、子どもたちにとってダンボールは無限の可能性を秘めた最高のアイテムとなっています。

今回は、この「ダンボール遊び」を通じて、子どもたちの間にどのような素晴らしい変化が起きているのかをお伝えしたいと思います。

1 . 遊びの拡張

1つ目は遊びの拡張です。

これまで、ダンボールで遊ぶ時には工作をするときに使うものという位置づけになっていたのではないかと思います。

室内で使うものという意識が浸透していましたが、いざ外に持って行ってみると全く別の遊び道具になります。
滑り台をすべる際に下にひいて早く滑れるようにしたり、ダンボール箱をかぶって見えない状態でかくれんぼをしてみたり、子どもたちの想像力には毎回驚かされます。

子どもたち自身で遊びをアップデートし、拡張していく。その姿はまさに自分たちで面白くする。が体現できているのではないでしょうか?

2. 交友関係の広がり

2つ目は、交友関係の広がりです。

ダンボールを使った遊びが広がり、新たな交友関係も生まれています。

ダンボールで剣を作り、それでごっこ遊びをしたり、滑り台ではここまで関わりの少なかった子どもたちも全員で遊んだりなど、普段は遊ばない子同士が遊ぶ場面が多くみられています。

1つの道具がきっかけとして様々な遊びが生まれ、そこから今まであまり話していなかった交友関係の広がりが生まれていることにとても驚いています。

また、ダンボールで大きなものを作り始めると、1人では難しい作業が出てきます。すると、自然とこんな役割分担が生まれるのです。

  • 「ダンボールを切って部品を作る」
  • 「テープで組み立てていく」
  • 「色を塗ったり飾り付けをする」

学年や普段の仲良しグループの垣根を越えて、自然とチームが結成されています。

ある日は、1年生と2年生が一緒に巨大な飛行機を作っていました。
年齢差があっても、チームメイト。2人で設計から考え試行錯誤をしながら遊びを楽しむ。
そんな光景が、段ボール遊びの中で自然に生まれています。

3. 消費する遊びから「創り出す」遊びへ

3つ目は遊び方の変化です。

園庭には、完成された完璧な滑り台。
中には、市販で売られているボードゲームや、カードゲーム。

とても面白いコンテンツばかりですが、自分たちで何かを作る、壊す、作り直すなどは難しいのではないでしょうか?

ダンボールは「ルースパーツ」と呼ばれています。
ルースパーツとは、子どもが自由に持ち運び、組み合わせ、分解して遊べる「バラバラの素材」のことです。

与えられたおもちゃやゲームで遊ぶ(消費する遊び)だけでなく、自分たちの頭で考え、手を動かしてゼロから創り出す(創造する遊び)楽しさを子どもたちは実感できているのではないでしょうか?

途中でうまくくっつかなかったり、壊れてしまったりする「失敗」もたくさんあります。でも、失敗も「ナイス!」です。
失敗から「じゃあ次はこうしてみよう」と工夫する力が育まれています。

最後に

子どもたちにとって、大切なのは「高価なおもちゃ」や「大人側が用意した特別な体験」よりも、「自由に試行錯誤できる環境」なのだと感じました。

ダンボールという、誰でも手に入る素材。
そこには無限の可能性がありました。

切る、貼る、組み立てる、壊す、作り直す。その一つひとつのプロセスが、子どもたちの創造力、協働する力、失敗から学ぶ力を育んでいるのではないでしょうか。

たかがダンボール、されどダンボール。

子どもたちにとって、安全で自由に挑戦できる環境(心理的安全性)があれば、どんなものでも最高の学びのツールになります。

お家に段ボールを持ち帰りたい!と言う子もいるかもしれませんが、その時はぜひ「今日は何を作ったの?」「ここ工夫したんだね!」と、子どもたちの創造のプロセスを一緒に面白がっていただけると嬉しいです。

ダンボールブームがいつまで続くかは分かりませんが、この「自分たちで面白くする」という姿勢は、きっとこの先もずっと子どもたちの中に残っていくはずです。

先日には、ダンボールで銃を再現したい!と仲間を呼びかける場面もありました。

これからも、子どもたちの創造性が爆発する瞬間を、温かく見守っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!