なぜ私はオルタナティブスクールを創るのか

こんにちは!CAN!Pスタッフの長﨑です。

CAN!Pでは、2025年の4月のオルタナティブスクール開校にむけて、クラウドファンディングを実施します。

今回は、「なぜ新しいオルタナティブスクールを立ち上げるのか?」について、私個人としての正直な思いをお伝えさせてください。

 

私が抱える課題感と原体験

なぜ新しいオルタナティブスクールを立ち上げるのか?

私なりの言葉で言うと、学校を「勉強しなきゃいけない場所」から、「楽しく学べる場所」に変えたいからです。

私自身が小学生の時に発した言葉の中で、1つ強烈に覚えているものがあります。それは、祖父母に会いに行った際に、「学校は楽しい?」と聞かれ、「楽しくない」と言い放ったことです。

今思えば、祖父母からしたら心配になる発言だったかもしれません。

ただ、小学生だった自分は何かに特別困っていたわけではありません。

休み時間や登下校中に友達と楽しく過ごしていた記憶はありますが、それはあくまで授業の時間ではなく、行間の時間の記憶です。自分にとって学校、特に授業は「勉強しなければいけない場」であり、それを「楽しい」とは思っていませんでした。

私には、もう一つ原体験があります。

今度は公立小学校で先生として教える側に回った時のこと。

入学したての1年生を担任したからこそ感じたことがありました。それは、入学当初は学ぶことを楽しみにしていた子ども達が、学校で過ごすにつれて、どんどん学習への意欲を失っていくという現実でした。子ども達にとって、学校が「楽しく学べる行きたいところ」から「勉強をさせられる面倒な場所」に変わっていったのです。

子どもを育てるための場所である学校で、成長への意欲を奪っていく自分が許せませんでした。

そこで、私自身、自由進度、プロジェクトといった異なる学習スタイルを取り入れたり、子ども達の自発的な問いに合わせて学習を進めたりしてきましたが、現実的に続けられるものではありませんでした。

自分の実力不足も大きな原因です。一方で、この状況は自分のクラスや学校に限った話ではないとも感じました。

先生方の努力は痛いほど感じたからこそ、現状の学校のシステムにも課題を感じました。

だから、根本的に学校教育の在り方を見直したいと思い、CAN!Pに転職しました。

私が実現したい学校像

今自分が持っている仮説は、「子どもの「やりたい!」に重心を寄せた教育なら、子どもの「楽しい今」と「成長した将来」を同時に実現できるのではないか」です。

学習者(子ども達)の成長は、学習者の動機と環境がマッチした時に生まれます。

例えば、漢字ができるようになりたい!と思っている子に漢字問題を出すのと、漢字に興味のない子に漢字問題を出すのとでは、当然前者のほうが成長します。

その上、前者の子はいやいや勉強するのではなく、きっと進んで漢字の練習をするでしょう。

しかし、現状の学校システムの中では、後者のパターンになっている子もたくさんいます。

多くの場合「環境」側、つまり教科書・授業・学習形態が凝り固まったままで、どうしても子ども達の動機が置き去りになってしまうからです。

子どもにとっては、動機もないのに努力を強いられるのだから、授業は苦痛なものになります。

逆に言えば、子どもの動機、つまり「やりたい!」に近い学習ができる環境を作ることができれば、子ども達も進んで学び、成長するのではないか。

そう考えたときに、ヒットした概念が「探究」です。

探究する過程で、自分の「気になる」に従って動き、学びが得られる。一つ答えが見つかる。すると次の問いや気になるが生まれ、また動く。

気付いたら前の自分より一つ成長している。

それが「子どもの「楽しい今」と「成長した将来」を同時に実現できる教育」であり、それを実現するためのオルタナティブスクールを創ります。

そして、もう一つ大切なポイントは、このオルタナティブスクールは、公立の学校を批判をするものではないということです。

すべての子に届けるという点では、間違いなく公立の学校のほうが優れています。

私が作りたいのは公立よりも「優れている」学校ではなく、「融通の利く」学校です。

システム上融通が利くからこそ、探究を始めとする、新たな取り組みに挑戦できる。

個性豊かな子たちの個性を活かし、多様な子を包摂できる。

その結果を、良い面も悪い面も含めて、公立の学校へ還元したいと思っています。

カリキュラムの一例

子どもたちの「やりたい!」の近くから学びます。

学校づくりに立ちはだかる壁

これまで書いてきたような、私の思いを実現する上で、課題となってくるのが資金と認知です。

そもそもオルタナティブスクールの運営はとんでもなく費用がかかるにも関わらず、資金源は在籍家庭からの授業料のみです。

そのため、正直なところ、学校としては利益はほとんどなく、回すことで精一杯です。

また、そもそもオルタナティブスクールというのは、その存在がほとんど知られていません。現に日本の小学生の98%以上が公立小に通っています。

私たちのオルタナティブスクールも例外ではなく、ほとんど認知されていないのが現状です。

自分たちの作るオルタナティブスクールが価値を届けられるご家庭は間違いなくあるはずなのに、それがなかなか届かない。

だから、この「届ける」ところにも大きな障壁があります。

こういった課題に立ち向かう上で、登場したのがクラウドファンディングです。

資金調達はもちろん、オルタナティブスクールそのものの認知を届けることも目的です。

また、スクール立ち上げの過程で私が出会った知見や人を広めたいという思いもあります。

もし自分が公立にいるときにこれを学べていれば、もっとクラスや学校の中でできることがあったと感じているからです。

リターンには、その思いを込めています。

ご用意しているリターンの一例

公立の学校がよりよい場になっていく後押しになれば!

おわりに

今回は、私のオルタナティブスクール開校への思いをお伝えさせていただきました。

支援いただければもちろん感謝感激ですが、シェアやいいねといったリアクションも非常にうれしいです。

もしこのプロジェクトに共感いただけましたら、ご支援・シェア等、できる形でご協力いただけましたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます