こんにちは!CAN!Pスタッフの長﨑です!
CAN!Pでは、2025年4月にオルタナティブスクールを開校予定です。
しかし、そもそも「オルタナティブスクールって何?」と思われる方もいるかもしれません。
そこで、今回は
・オルタナティブスクールとは?
・CAN!Pが創るオルタナティブスクールの特徴
についてお伝えします。
オルタナティブスクールとは?
オルタナティブスクールとは、「新しい選択肢としての学校」です。
そもそもオルタナティブ “alternative”とは
「主流からはずれた、代わりの、別の、代替可能な」
といった意味です。
(英辞郎 on the web を元に作成)
この意味から、オルタナティブスクールは、これまであった主流の公立小学校とは異なる、新しい選択肢としての学校という意味合いになります。
しかし、オルタナティブスクールの明確な定義はありません。
公立小学校でも、これまでとは異なる教育を部分的に取り入れている学校もあります。
逆に、オルタナティブスクールであっても、公立小学校と同じような学習スタイルを取り入れている学校もあります。
いずれにせよ、オルタナティブスクールは、主流ではない特徴をもつ学校であることは間違いありません。
現在、日本には、小学生向けのものから高校生向けのものまで、様々なオルタナティブスクールがありますが、ここからは”小学生”を対象にしたオルタナティブスクールについて整理してみます。
オルタナティブスクールの特徴
多くのオルタナティブスクールに共通する特徴としては、
・独自の教育理念をもっていること
・少人数制であること
などがあげられます。
あえて主流でない教育を行う以上、そこには理由があります。
それが独自の教育理念にあたります。
例えば、モンテッソーリ教育、シュタイナー教育、イエナプランなどがあります。
また、その理念を実現するためには、子どもたちとじっくり関わる必要があります。
そのため、少人数制であることが多いです。
そのほかにも
・自発的な学習を重視する
・体験活動を重視する
・異学年でクラスを構成する
などの特徴をもつことが多いです。
ただ、あくまでも、オルタナティブスクールは、これらすべてを必ず持っているというわけではありません。
教育理念に合わせて、それぞれの学校が独自に取り組みを考え、実施しています。
オルタナティブスクールの位置づけ
オルタナティブスクールを制度の面から整理すると次のようになります。
私立の小学校は、公立の小学校同様に法律上の認可を受けているのに対し、
多くのオルタナティブスクールは法律上の認可を受けていません。
認可を受けるには、法律上の条件と都道府県の審査を通る必要があります。
将来的に認可を受けるつもりで運営しているオルタナティブスクールもあれば、
独自の教育を実施するために、あえて認可を受けていないオルタナティブスクールもあります。
認可を受けていないオルタナティブスクールでは、出席の認定ができません。そのため、オルタナティブスクールに通っている子どもの多くは、地元の公立校に籍を置いています。
在籍している公立校の判断で、オルタナティブスクールへの出席を公立校の出席扱いとしているケースもあります。
なお、ごくわずかではありますが、私立小学校として認可されているオルタナティブスクールもあります。
CAN!Pスクールの特徴
最後に、CAN!Pスクールはどのようなオルタナティブスクールになるかをお伝えします。
CAN!Pスクールは、15名程度の小規模な学校を想定しています。
少ない人数だからこそ、一人ひとりの個性や想いが尊重される環境で学ぶことができます。
また、一人ひとりの人生で活きていく本物の学びにするために、一人ひとりの「興味」や「体験」を大切にします。
内容は
サークルタイム、自由進度学習、テーマ学習、マイプロジェクト、English
などで構成する予定です。
・サークルタイム
輪になって話す中で、安心な場をみんなで作ったり、自分の気持ちに向き合ったりする時間です
・自由進度学習
国語や算数などを自分に合ったペース・方法で学んでいく時間です。
知識も身に着けながら、「自分で学習する力」を育てます。
・テーマ学習
自然や歴史や外国、科学などのテーマに沿って探究していく学習です。
さまざまなことにふれて視野を広げます。
・マイプロジェクト
自分でテーマを決めてプロジェクトを進めます。
一人ひとりの興味や個性を存分に生かして学びます。
・English
クラフトや遊びなどの活動をベースに英語を学びます。
楽しみながら英語に親しむことを重視します。
(これらの内容は、今後の投稿等で詳しく説明します。)
そして、私たちが大切にしている理念である
「自らの意志で選択し、決定できる人で溢れる社会をつくる」を実現するためにも、
一人一人の”意志”を大切にします。
自分で意志で学びの舵をきる。
その意志や選択がきちんと尊重される。
そして、1人ひとりの意志が磨かれていく
そんな学校を目指します。
終わりに
今回は主に、オルタナティブスクールについて整理しました。
しかし、明確な定義がない言葉である以上、それぞれのオルタナティブスクールによって特色は様々です。
CAN!Pスクールの具体的な内容については、随時お知らせしますので、今後の発信にもご注目ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!