オルタナティブスクールのキーコンセプト

こんにちは。CAN!Pの粕谷です。
夏休みでCAN!Pグループ全体の活動が最大4ライン走っており、活況に沸いています。どのスクールも本当に楽しそうで何よりです。

毎年のことですが、この夏休みの体験が子どもたちの成長をグッと上げてくれる機会になるなと感じます。

オルタナティブスクールもサマースクールを開催します
私たちの学校を体験できる機会ですので気になる方はぜひご参加ください。

小学校はどういう場であるべきなのか?

さて本題のオルタナティブスクールのコンセプトについてようやく固まりましたので少し書いていきます。

まず、そもそも皆さんにとって小学校とはどんな場だったでしょうか。
勉強する場、友達と仲良くする場、様々な活動をする場などでしょうか。
私自身は勉強をしに行くよりも、友達に会いに行くような感覚だったのを覚えています。

とはいえ、現代における小学校のあるべき姿は当然変わりました。
私たちが通っていた20年前以上の小学校は、
言われたことをきちんとこなせればOKでしたし、それが評価される時代でした。今は全く時代が変わり、言われて動くのではなく、自分から主体的に動けることが大事になっていることは周知にことです。

主体的に動けるためには、幼少期から
・自分の意志を育てること
・自己選択自己決定が自然にできること
この2つが最も重要なこと考えています。

私たちCAN!Pのビジョンそのものです。

時代背景としても、大人になっても自分の意志に気づいていない、自分の本当の願いを隠しながら生きている方も数多くいるように思います。


下の図あるように仕事のミスマッチも散見されるのも、結局自分に何が合っているのか、自分が何をしたいのかを日頃から考える機会が少なかったからではないでしょうか。


これらの課題を引き起こしている原因の一つが安宅和人さん著の「シンニホン」に記載されています。その一説を紹介します。

現代において知識は簡単に得られます。したがって ただなんとなく勉強ができるはあまり意味をなしません。
それよりも手に入る答えをもとに自分が何をしたいのか? 自分はどうありたいのか? が問われる時代です。 

つまりその子らしさやユニークさが最も重要な要素になるのです。
そのために日頃から自分の感じたことや願いに蓋をすることなく言葉にしていく環境が教育には必要なのです。

自分を拓く学校

では強い意志はどうやって育てていくのか、そして自己選択自己決定は自然に行うにはどうすればよいのか?

この問いに対する私たちなりの答えが、
「自分を拓く学校」
です。

「自分を拓く」の定義は上の写真のように、
・出会う
・探究する
・自分と向き合う
になります。

「出会う」とは新しいものことに触れてみる、色々な人に会ってみる、いつもと違う場所に行ってみるなど機会との接点になります。 もちろん勉強も入りますし、工作室にある道具に触れてみることも機会も入ってきます。

「探究する」とは試したり、調べたり、作ったりして、自分の気になることをじっくり深めることです。。

そして「自分と向き合う」は自分が感じたことを 素直に言葉にしたり振り返ることで、自分の想いや願いに気づくことです。

これらのステップを何度も何度も経ていく中で小さな意志が芽生えたり、内なる自分の想いを発見し、自らの選択と決定をしながら自分たちの人生を切り拓いていくとコアな部分になっていきます。 

自らの意志で選択と決定をし続ける人を育てる学校として、開校準備をしています。気になる方はぜひサマースクールに参加してみてください。