プロとの出会いが熱中へ導く

こんにちは!CAN!Pスタッフの長﨑です!

CAN!Pラボとはどんな場所でしょうか?

その一つの答えが「熱中する探究者を育てる場所」です。

みなさんは何かに熱中した経験はありますか?

私自身は、もともとチョコレートが好きで、以前からチョコレート屋さん巡りをしていのですが、気づけばカカオ農園を訪れるほどチョコレートの世界に潜り込んでしまったという経験がありあます。

このように、熱中していると気付けばその深みに足を踏み入れてしまっている、といったことが起こります。

これぞ「熱中する探究者」の姿です。

今回はCAN!Pラボの「熱中する探究者」たちの様子と、熱中へ導くCAN!Pラボの役割についてお話しします。

電子工作の深みへ

ラジコンカーが好きな彼は、自分の手でラジコンカーを作ってみることにしました。

いざ調べてみると、どうやらマイクロコンピュータを使って、モーターの動きを制御する必要があるとわかり、パソコンでプログラミングに挑戦することに!

しかし、どのインターネットや本の説明を読んでも、難しい言葉だらけです。

そもそもそれぞれのパーツや、プログラミングに出てくる文字にどんな意味があるのか全く分かりません。

そこで、電子工作に詳しい方に聞いてみることにしました。

ビデオ通話でひとつひとつ説明してもらいながら、進めていくことで、少しずつ意味が分かってきました。

すると、

「それなら、このピンはこれに刺したらいい!」

「ここの数字を変えると、光り方がかわるはず!」

と試したいことがたくさん浮かんできます。

まさに、電子工作の世界へ一歩を踏み入れ、熱中し始めた瞬間でした。

陶芸の深みへ

もう一人は、陶芸に挑戦することにした子の様子です。

これまでに陶芸の体験をしたことがあった彼女ですが、好きな俳優さんが陶芸家の役を演じていたのをきっかけに、もっと陶芸について深めたいと思ったようです。

今回はただ陶芸をするだけでなく、陶芸家の人はどのように作品を作っているのか知るために、実際に陶工房を訪問し、一から作り方を教えてもらうことにしました。

実際に教えてもらいながら作ってみると、知らなかったことがたくさんありました。

設計の仕方から、土の練り方、土台の作り方、色の塗り方、その一つ一つに職人さんの丁寧な仕事がありました。

「想像していたよりもはるかに難しかった。もう忘れられない。」

彼女の言葉からは、とにかく圧倒されたという感覚が伝わってきました。

CAN!Pラボへ戻ってきた後は、学んだことを活かしながら自分でも作品を作ってみることに。

こだわりにこだわって作品を作ろうとする彼女は、まさに熱中する探究者でした。

「熱中」導くために

お気づきかもしれませんが、彼らを「熱中」へと導いた要素とは、その道に詳しい人、いうならば”プロ”から教わったということです。

思い返せば、私がただのチョコ好きから「熱中する探究者」へと変わったきっかけは、とあるチョコレート職人さんからいろいろなことを教わったことがきっかけでした。

それから、自分の興味が「食べること」だけでなく、「作ること」「育てること」などへ広がり、農園の訪問に至ったのでした。

これはきっと子どもたちも同じで、”プロ”の存在が、視野やできることを広げ、深みへと導いていくのです。

しかし、自分の興味がある分野の”プロ”と出会えるかは、運によるところも大きい。

だからこそ、子どもたちを「熱中」へ導くために、CAN!Pラボには子どもたちを”プロ”につなぐという役割があると思っています。

私もカカオのことなら教えられる!

ということで、たまにはチョコレートの”プロ”になってみました。

おわりに

今回は、”プロ”から教わることが、子どもたちを”熱中”へ導くというお話でした。

何かに熱中することの先にあるのは、

「自分ってこれが好きなんだな」

「自分ってこんなにも本気になれるんだ!」

という感覚です。

これは、自己認知や自己効力感といった、いわゆる非認知能力を育てるうえで欠かせない感覚です。

さらに言うならば、何かに熱中しているとき、人は心が満たされます。

心が満たされていると、ポジティブでいられたり、活力が湧いてきたりします。

このように、何かに熱中するということは、今も未来も幸せに生きることにつながるのだと、私は思います。

ぜひ皆さんもいっしょに何かに熱中してみませんか?

そして、もしよろしければ、みなさんのその熱を子どもたちにも分けていただけませんか?

ということで、CAN!Pでは、特技を活かして子どもたちにかかわってくださる方を募集しています。

ご協力いただける方は以下のフォームからご連絡いただけましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!