ラボプロに隠した裏テーマ

Hola!

最近、CAN!Pラボで「やりたい!」を実現している子どもたちに感化され、

やったことのないことにチャレンジする機会が増えた、ぶいちゃんです。

ベーグルを焼いたり、パンチニードルで刺繍をしてみたり、

ワクワクした休日を過ごしています。

さて、「熱中する探究者」になれる場所、CAN!Pラボでは、

スタッフがテーマを出す「ラボプロジェクト(ラボプロ)」も定期的に行っています。

前回のラボジュニアのテーマは「科学実験」または「お菓子完全再現」。

私は「科学実験」を担当し、「割れにくいシャボン玉づくり」と

「炭酸水を高く噴き上げる方法」の2つを実施しました。

今回は、このプロジェクトをどんな思いで設計したのか、

お話ししてみようと思います。

炭酸水噴き上げ実験中
シャボン玉、どうやって作る?

ラボプロ裏テーマとは?

CAN!Pラボのすべての活動の原点は、

「子どもたちのやりたい!を実現し、熱中する探究者を育てる」こと。

ラボプロでは、あえて大人が設計することで、

子どもたちがこれまで出会ってこなかった世界に触れ、

「やりたい!」の幅を広げることを大切にしています。

「やりたい!」の幅を広げる

今回のラボプロでは、そんなねらいに加えて、裏テーマを2つ設定しました。
それは、

① 科学的思考(=自分で問いを立てて、試しながら考える力)に触れること

② 本物で試し、エピソード記憶を増やすこと

です。

裏テーマ①:科学的思考に触れる

今回のラボプロでは、「答えを当てる」よりも、

「自分で問いを立てて、実験してみる」ことを大切にしました。

たとえば「割れにくいシャボン玉づくり」では、

洗濯のりや砂糖・塩、着色料やベーキングパウダーなどの材料を用意。

どの材料をどんな分量で混ぜると、割れにくくなるのか?

子どもたちは自分の問いや予想をもとに、試行錯誤を重ねました。

ある子は、
・「ドロドロしてると割れにくいかも?」

・「洗濯のりを入れすぎて、スライムみたいになっちゃった!」

・「じゃあ、洗濯のりの分量を減らしてみよう」

と、観察問い予想実験考察新たな問い… のサイクルを繰り返していました。

色々混ぜて試しています

このようなプロセスが、「科学的思考」とよばれるものです。

科学的思考力が育まれると、答えのない問いや思い通りにいかない状況に

対しても、粘り強く、柔軟に考え続けられる力がついていきます。

CAN!Pラボが目指すのは、まさにそんな「熱中する探究者」。

壁にぶつかってもあきらめず、工夫を重ねて打開策を見つけていく_____

そのための土台として、今回のラボプロでは、

「科学的思考」に触れることを裏テーマ①にしていました。

裏テーマ②:本物で試し、エピソード記憶を増やす

もうひとつの裏テーマは、「本物で試すこと」。

きっかけは、休憩中に子どもと交わした会話でした。

ぶい「ショート動画って、無限に見れちゃうし、気づくと1時間くらいたってるんだよね~」

子ども「それめっちゃわかる!時間溶けるよね~」

そうか、小学生も同じ感覚なんだ、と思うと同時に、

「動画では見たことがあるけど、やったことはない」ことが、たくさんあるんじゃないか?と気づきました。

そこで、「炭酸水を高く噴き上げる」実験は、

誰もが知っているメントスコーラをアレンジして、自分の手で確かめる体験に。

いざやってみると、炭酸水にメントスを入れるだけでは思ったほど噴き上がらず、

子どもたちはびっくりしていました。

(どうやら、コーラの糖分などが、迫力のある吹き上がりに必要なようです)

そこからは工夫の連続。

キャップに穴を開けて振ってみたり、重曹とクエン酸を入れてみたり。

最後はみんなびしょ濡れになりながら、大笑いして実験を楽しんでいました。

キャップに穴をあけてみる
びしょ濡れになって実験しました

こうした驚き・発見・感情を伴う体験は、ただの知識ではなく「記憶」として深く残ります。

これを、「エピソード記憶」と呼びます。

そしてそれは、発想力や勘、すなわち探究の粘り強さを支える力になっていきます。

おわりに

今回のラボプロでは、子どもたちが「答えを知る」のではなく、

自分で問いを立て、考え、試し、感じることを大切にしました。

そうした体験の積み重ねが、「熱中する探究者」を増やすのだと信じています。

これからもCAN!Pラボでは、子どもたちの「やりたい!」がうまれ、

深まっていくような場を作り上げていきます。

それでは、Hasta Pronto〜!