こんにちは。原口です。
民間学童きりんアフタースクールでは、子どもたちが自らの意志で考え、選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています!
今日は、夏休みイベントで行った「スマホ作り」の活動を通じて感じたことをお伝えします。
スマホ作りブーム
今年に入ってから、2年生男子の間で段ボールを使ったスマホ作りが流行しています。
彼らは本物と同じ大きさにしたり、ボタンの位置にこだわったりと、リアルで個性あふれるスマホを試行錯誤しながら作り上げていきます。
この様子を見ていたスタッフが夏休みのイベントに「スマホ作り」を企画し、先日、子どもたちと一緒にスマホを作ることになりました。
それぞれの個性
スマホの作成はこんな流れです。
①印刷されたスマホの背面、ホーム画面、アプリを切り抜く
➁ホーム画面にアプリを配置する
③背面、ホーム画面をラミネート加工する
④スマホケースに画面を貼り付ける
この工程の中で、子どもたちはそれぞれのカラーを発揮します。
スマホに詳しいA君(段ボールで作ったアイフォンも数知れず,,,)は、とにかくリアルを求めており、
「PayPayは絶対いるから印刷して~!」と注文するなど、自分の理想を次々に形にしていました。
A君は実用的なアプリを沢山詰め込んでいました!
他にも、子どもたちは自分のアイデアをどんどん形にしていきます。
スマホを入れるためのバッグまで作り、お友達の注目を集めていました。
なんとアプリの配置が円になっています!
パスコードをつけて、よりリアルに!!
そして、完成したスマホを使って写真を撮ったり、電話をかけたり、家族ごっこ(目の前にいる友達とスマホを介して会話をするという何とも不思議でかわいらしい空間でした)をしたりと2時間ほど遊びに没頭していました。
家族ごっこでゲームをしている3兄弟
集団生活で育まれる個性
今回のスマホ作りでは、子どもたちが様々なアプローチで制作に取り組む姿が見られました。
そのアプローチの仕方を4つに分けてみると、
①お手本通りに進めてみる
➁自分のアイデアを試してみる
③友達のアイデアを真似してみる
④真似したアイデアから新たな発想を生み出す
この③と④のステップは、友達がいるからこそ生まれるアプローチです。
友達がやっているのを見て、「それなら自分もできるかも」「やってみよう」と真似をすることで、新しいアイデアが次々に生まれ、子どもたちの発想がどんどん広がっていきます。
たとえば、PayPayの他にもよく使うアプリの印刷をリクエストする子がいたり、画面にパスコードを付けた友達を見て、充電切れの画面を作ってみる子がいたりと、友達に触発されて生まれたものが多くありました。
子どもたちを見ていると、仲間と共に同じことを経験する素晴らしさは、1人では想像できないものに出会えることだと感じます。
そして、このような制作経験が、次に自分のアイデアを生み出すための源泉となっていくのです。
さいごに
きりんアフタースクールの良さは、様々な体験ができることに加え、仲間と共にその体験を味わうことができることにあります。
これからも子どもたちは知らず知らずのうちに友達に影響を与えたり、影響を受けたりしながら仲間がいるからこその出会いを重ねていくことでしょう。
もうすぐ夏休みが終わりますね。
学校生活に戻るまで時間がかかるお子様もいらっしゃるかもしれません。何かお困りのことがあれば、いつでもスタッフにご相談くださいね。
それでは、また。