こんにちは。原口です。
民間学童「きりんアフタースクール」では、子どもたちが自らの意志で考え、選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています!
きりんアフタースクールでは、室内に子どもたちが自由に使える制作用の道具や材料を揃えています。
その道具を使って子どもたちは思い思いに作品を作り上げていきます。

2年生のA君は車が大好きで、段ボールで車を作っている最中です。(これで何台目だったかな、、、)
そんなA君とのやりとりを通して、子どもにとって大人って楽しいを倍増させる存在だったりするんじゃないかなと感じた出来事をお話しできればと思います。
大人も一緒に考えてみる
A君は段ボールで車を再現しているのですが、そのクオリティは制作台数が増えるごとに上がっていきます。
そのクオリティの高さに子どもたちが自然と集ってきます。
そこですかさずA君は
「ここが大変だから手伝ってくれない?」
とお友達に依頼したり、一緒に遊んだりと、制作中の車を中心に遊びや協力の輪が広がっていきます。

お友達に色塗りを依頼!
そんなA君にも壁がやってきます。
「ここにワイパーをつけたいんだけどどうすればいいと思う?」

A君いわく、本物と同様にワイパーが動く仕組みをつくりたいとのことでした。
そこで私からもアイデアを出してみます。
私「段ボールとワイパーに穴をあけて糸を通したらいいのかなぁ。」
A君「糸じゃなくてつまようじでいいかも!」
私「いいね!それでやってみよ~!!」
こんな感じでアイデアを出し合いながらA君は車づくりを進めていきました。

目を凝らしてみるとワイパーが!!
子どもにとっての大人の存在
A君と過ごした時間を振り返っていると、自分が子どもだったときに大人と一緒にモノを作る時間って楽しかったなぁと思い出がよみがえってきました。
その楽しかった理由は大きく分けて3つあるかなと考えています。
①新しいアイデアを得ることができる
➁大人の技術力を借りることができる
③自分のために時間を使ってくれている特別感がある
子どもにとって大人は自分にはない経験や知識、技術を補填してくれる存在になり得ます。
そんな大人の力を借りることで自分の作品がいつもよりパワーアップする面白さがあるんじゃないかなと思います。
作品がパワーアップはしなくとも、大人と過ごしているその非日常的な時間が子どもにとってはかけがえのない宝物になったりもしますよね。
さいごに
A君との時間からも改めて感じましたが、大人と子どもが一緒に何かを作る過程で生まれる、わくわくや発見は、子どもたちの心に深く刻まれるものです。
これからも、子どもたちが自由に挑戦できる環境を整えつつ、大人も一緒に楽しむ時間を大切にしていきたいと思います。
おしらせ
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