こんにちは!ざきくんです。
先週の日曜日 12月21日は「探究遠足in太宰府」を行いました!
今回は、その様子と、そこから見えてきた学びや次のステップについてお伝えしたいと思います。
1,000枚の写真
今回は、子どもたち一人ひとりにタブレットを貸し出し、
「FEEL度WALK」という形で太宰府を探究しました。
見つけた「変なもの」を自由に撮影してもらったところ、なんと子どもたちが撮った写真は1000枚以上にも及びました。
この数字が示すのは、子どもたちの感度の高さではないでしょうか。
大人が見逃してしまうような小さな発見も、子どもたちにとっては「変なもの」となり、一つひとつに目を向け、記録していく姿勢に、探究者としての芽を感じました。
FEEL度WALKとは
FEEL度WALKとは教育家の市川力さんが提唱する探究学習の手法です。
少し進んで、少し止まって、歩きながら気になるものを見つけてみる。そして、気になるものを持ち寄った地図を描きます。モノの見方が変化してきたり、仲間と行うことで気づきを互いに与えたりすることができます。
- 建物の不思議な形や模様
- 木の幹から生えた芽
- 石畳の並びや模様
- 看板のユニークな表現
- 池に浮かんだ人工物?
- 神社の装飾の細部
人工物、自然物。古いもの、新しいもの。大きなもの、小さなもの。子どもたちは「これは自然だから」「これは建物だから」というジャンル分けにとらわれることなく、自分の感性で「変なもの」を見つけていきました。
そして素晴らしいのは、見つけたものから問いを立て、仮説を立てることができるということです。
「なんでこの石だけ色が違うんだろう?」
「こんなところに何で拡声器?」
「この人工物、お墓の可能性はないかなー?」などなど
写真を撮るだけでなく、そこから「なぜ?」「どうして?」と考える。これこそが、探究の第一歩です。
遠足らしさあふれるランチと食べ歩き
FEEL度WALKの後は、お待ちかねのランチタイム!
それぞれが食べたいものを自分で決める。
梅ヶ枝餅を食べるか、別のものにするか。どのお店に入るか。すべて自分たちで判断します。
ラボの五か条にもあるこの「自分で決める」という経験が、子どもたちの主体性を育んでいきます。
自分のお小遣いと相談しながら、食べ歩きをしている姿はまさに「遠足感」あふれる、ワクワクした時間でした。
非日常と日常をどうつなぐか
今回の探究遠足は、子どもたちにとって間違いなく楽しく、刺激的な体験でした。でも、振り返ってみると、ある課題も見えてきました。
それは、非日常の体験を、日常の学びにどうつなげていくかという点です。
太宰府という特別な場所での特別な体験。確かに子どもたちの感度は高まったかもしれません。でも、それが日常に戻った時、どれだけ持続するのか。特別な体験が「楽しかったね」で終わってしまわないか。
この問いが、今回の探究遠足を通して見えてきました。
教育哲学者のジョン・デューイは、「経験学習理論」の中で重要なことを指摘しています。
経験から学ぶのではなく、経験を反省することから学ぶ
つまり、どんなに素晴らしい体験をしても、それを振り返らなければ、本当の学びにはならないということです。
- 経験
- 振り返り
- 意味づけ(抽象化)
- 次の行動
この一連のサイクルを回すことで、非日常の体験が学びにつながっていくのです。
今回の探究遠足では具体的な経験を行い、そこから振り返るところまではできたのではないかと感じています。
今回の問いをどう抽象化し、一般化していくのかがポイントだなと感じています。
ネクストステップ
今回の探究遠足を受け、
実際にラボジュニアでは、FEEL度WALKを月に1回行うと良いのではないか?や
次回の探究遠足はどこにするか?など次回に向けて動き始めています。
今回の探究遠足は、子どもたちにとって楽しく、刺激的な一日になったのではないかと思います。
1000枚の写真が示すように、子どもたちの感度は確実に高まっていました。
でも、本当に大切なのはここからです。
この経験をどう振り返るか。そこからどんな意味を見出すか。
そして、日常にどうつなげていくか。
CAN!Pでは、これからも非日常と日常をつなぐ仕組みを考えながら、子どもたちの探究心を育んでいきたいと思います。
そして、次の探究遠足では、より深い学びにつながる設計をしていきます。
ホンモノ(専門家)の方との出会いも増やしながら、子どもたちの世界を広げていきたいと思います。
楽しかった太宰府での一日を、これからの日常に活かしていく。
来年に向けて、その挑戦が、今始まったところです!
それでは、みなさまよいお年をお迎えください。
ざきくん(宮﨑)