おはこんばんにちは。CAN!Pラボの鈴木です。福岡市城南区にある探究学習スクールで、子どもたちの「やりたい!」を実現させる塾をやっています。
私たちは工作や料理、実験といったプロジェクト活動を行っています!
子どもたちの興味関心にトコトン寄り添うから
「うまくいかない!」
「どうしたらいいかわからない!」
という場面も多々あります。
今回はそんな「モヤモヤ」についてブログにしました。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。
それでは、どうぞ!
「モヤモヤ」するのはどんなとき?
子どもたちのプロジェクトを見ていると「モヤモヤ」といったうまくいかない場面に出会います。
「どうやってやったらいいかわからない」
「工程を知ると、なんかめんどくさそう!」
「なにがなんだかわからない!」
子どもたちはこんなふうに自分の状況を伝えてくれると、私たちもサポートがしやすいのですが、毎回そうはいきません。
なぜかというと、子ども自身も自分が「困っているのか」もっといえば「何に」困っているのかがわからないからです。
だからこんなカードを
「モヤモヤ」していることをできるだけ「分かりやすく」するためにこんなカードをつくりました。
名付けて、「困りごとカード」です。
正直名前はまだはっきりとしたものは決まっていません。募集しています。
壁の黄色いカードは「困った状況」
青いカードは「解決方法」を示しています。
・子ども自身が自分のモヤモヤを言葉にすること
・サポートする私たちがそれを知り一緒に伴走すること
を目標にしてつくりました。
最近子どもたちのなかでも
「オレこのパターンだわ!」
「ちょっと今“やることがおおすぎる”!」
なんて表現する姿がちらほら出てきています。
状況、解決方法は人によってさまざまなので「自分なりのパターン」を見つけていけると最高です。
大人だってモヤモヤする
子どもたちに「モヤモヤの言語化」とその解決方法を手渡し、自分なりのパターンを見つけていってほしいというのがこの「困りごとカード」の願いです。
つくってみて予想外だったことがあります。
それはCAN!Pラボに来ていただいた大人の方のほうが
「これわかるわぁ」
「私これだわ」
「会社でつかいたい」
と言われていました。
「大人も子どもも同じようにモヤモヤすることはあるんだ」
ということを再認識しました。
つまり
この「モヤモヤを言葉にする」ことと
「自分なりの解決方法をさがす」
というのは
「大人になってもかわらず使える能力」だなといってもいいです。
モヤモヤは恥ずかしい?
一方でこの「モヤモヤ」
わざわざ言葉にして周りに知らせること、助けを求めることに大きなハードルを感じるお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
「自分ができないって思われたらどうしよう」
「また悩んでるって思われたらどうしよう」
「自分自身をだめだって思いたくない」
「なんか恥ずかしい…」
そんな気持ちが根底にあるから、ちょっとしたハードルになっている気がします。
それでも大丈夫!
モヤモヤって「今よりもよりよくなりたい」という気持ちの表れです。
恥じることはなくむしろ「歓迎すべき」ものなのです。
モヤモヤをなかったことにしてしまうことで、かえって苦しくなることが多いんじゃないでしょうか。
私もよく「モヤモヤ」します
「あの子への声かけはこれでよかったのかな」
「どこまで踏み込んでいいものか…」
いったん言葉にする。そして誰かに伝えてみる。
そこからまた次の活路がみえてくると思っています。
さいごに
先日この「困りごとカード」の前に立つある子が言っていました。
「この解決方法、僕ならこれを追加したい」
モヤモヤをはっきり言葉にする絶対の解決方法がないように、この「困りごとカード」も刷新していく必要があります。
大人だけの意見じゃなく子どもたちから「解決の方法」がでてくることをうれしく思います。
そしてこの「モヤモヤ」だって前に進もうとしている証拠、もっと言えば自分の人生を一生懸命に生きている証です。
失敗したからとか、うまくいかないからとかで閉ざされるようなことはあってはなりません。「モヤモヤ」はいつだってあって当たり前なのだから。
さいごに、CAN!Pラボが大切にしている価値観でしめくくらせてください。
「失敗、だいかんげい!」
お知らせ
CAN!Pラボは冬休み限定のウィンタースクールを開校します!
・アイシングクッキー
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