こんにちは。福岡市城南区の探究学習スクール「CAN!Pラボ」の鈴木です。子どもたちの「やりたい!」を実現させる塾をやっています。
今回は「好奇心」をテーマにしてブログを書きます!
ちょっと抽象的…でも、とっても大切。
そんな内容にしましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
それでは、どうぞ!
「好奇心」って?
まずはじめに、「好奇心」とはなにものなのか、前提をそろえようと思います。
「好奇心」とは「おもしろそうだと思える、興味の幅」のこととします。

子どもが好奇心を持つときってどんなときでしょうか。
「おもしろそう」「やってみたい」「さわりたい」「たべてみたい」
きっかけはさまざまですが、子ども自身がもっている情報のなかから「なんとなく想像できた」ときに「おもしろい」のかそうでないのかを判別しています。
例えばですが、CAN!Pラボで過ごす子どもたちは、こんな形で好奇心を発揮しています。
・ラーメンを作る子がいたから、自分も作ってみたい
・木材で刀の作品があったから、自分もやってみたい
・マンガを描けることが分かったから描いてみたい

ただ、この「好奇心」の幅には注意があります。
・やったことがある
・見聞きしたことがある
などの触れたことがない情報は、想像がつかない、ということです。
「知ってはいるけど、料理の面白さをしらない」
「なんか楽しそうだけど、工作で何ができるかを知らない」
ということも起こりえます。
では、好奇心って本当に育てることができるんでしょうか?
好奇心はどうやって育つ?

好奇心を育てる、つまり上の図のように好奇心を持てる幅を広げるためには2つの大切なことがあります。
①自分でなんで?どうして?と問えること
②実際にやってみたり、触れてみること
この2つのうちのどちらか1つでもクリアできると、「やってみたい!」と思える幅を広げられるんじゃないかと考えています。
私たちCAN!Pラボでは
小学1~3年生を対象としたCAN!Pラボジュニア
小学4~6年生を対象としたCAN!Pラボ
をスクールとして開校しています。
1~3年生の低学年期には、②の実際にやってみる幅をドンドン広げます。
4~6年生の高学年期になると、1人1人別々の個人プロジェクトを進めます。ロボットづくり、ラーメン再現などをプロジェクトとして設定するんですが、①の「なんで?」「どうして?」「どうやって?」といった自分の問いを立てていきます。

楽器づくり。アルミパイプで鉄琴をつくりました。(CAN!Pラボジュニア)

車づくりプロジェクト(CAN!Pラボ)
好奇心は必要?
探究学習スクールという活動と研究をつづけて得られたのが「好奇心は育てられる」ということです。
では、好奇心があることで、どんないいことがあるんでしょうか?
私個人の感情申し上げますと、メチャクチャ必要です。
人生に彩りを与えてくれるのは好奇心です。
…はい、個人の感情はさておき、いったん社会に目を向けて考えてみます。
変化が激しい時代。なんて言われている昨今。
「AIに仕事がとってかわられちゃう!」
という言葉はたくさん聞きました。
あえて再確認しますが、数年後に起こり得そうな未来を図にしました。

図のように
答えがあるような仕事、いいかえれば
・答えがわかりきっている
・調べればでてくる
・機械でもできる
そんな仕事は今後機械にとって代わられます。
一方で、人だからこそできる仕事ってなんでしょうか
それは
・実際に手を動かす仕事
・専門的なもの
・新たな価値を創造するもの
・人の感性に従うもの
などです。
そんな仕事をつくる人って
そんな仕事に従事する人って
「与えられたものを言われた通り」
だけじゃなく
「自分だったら」
「もっとおもしろくできそう」
「いやこっちのほうが」
と創造性を発揮しています。

創造性を発揮できる人に共通するのは「好奇心の幅が広い」ということです。
小学生のころにロボットをつくれた
料理やってみて人に喜んでもらえた
新しいことにも興味をもって、もしかしたら面白いことができるかもしれない!とワクワクを抱え続けた少年少女たちは、社会にでても創造性を発揮し続けると信じています。
CAN!Pラボは子どもたちの好奇心の幅をひろげつづける。そんな場所でありたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。