こんにちは、平田です。
夏休みが始まり、アフタースクールでは、朝からいろいろな施設や川・山などに出かけて行くイベントや、室内で工作をするイベントを行っており、子ども達は、さまざまな体験をしています。
その中でも、今回は、空気砲作りのイベントで見られた子ども達の様子をお伝えしたいと思います。
空気砲を作る
子ども達は、空気砲の作り方の説明を受けた後、ペットボトル、トイレットペーパーの芯、ビニールテープなどの材料を使って、以下の手順で空気砲を作っていきます。
①ペットボトルの下部を切る。
②切ったところにゴム風船をかぶせる。
③持ち手を付ける。
④飾りつけをする。
製作を始めると、子ども達はすいすいとペットボトルを切っていき、スムーズに工作が進んでいきました。
作るために協力する
ペットボトルを切る作業は難なくやった子ども達でしたが、ここで問題が起きました。
多くの子が②のゴム風船をかぶせる作業で、苦戦し始めたのでした。
ゴム風船を引っ張って伸ばして、ペットボトルにかぶせるのが、すごく難しい!
ゴム風船がペットボトルにうまくひっかからなくて、何度も何度もやっています。
このとき、友だちと一緒に協力する姿が生まれていました。
一人の子がペットボトルを持つ役割をし、もう一人の子がゴムをかぶせる役割をします。
二人で協力しても一度ではうまくいかないのですが、「こっちが外れた!」「こっちにかぶせて!」「もうちょっと!」などと声をかけ合いながら、何度も一緒にトライしていました。
お互いを助け合いながら作業を進めていく姿は、まさにCAN!Pが目指す「思いやりのある協働者」の姿でした。
このように協力してやったことで、みんな無事にペットボトルにゴム風船をかぶせることができました。
子ども達はこの作業で協力する良さを体感したようで、次の③の持ち手を付ける作業でも、一人がペットボトルを持ち、もう一人がテープで持ち手を付けていく、というように協力する姿が見られました。
アイデアを共有する
最後に④の飾りつけをしていきます。
子ども達は、色鮮やかなテープや色マジックを使って、カラフルな色付けをしていきました。
的を狙うのぞき穴を付ける工夫をしている子がいました。
その友だちのアイデアを「すごい!」「かっこいい!」「ぼくも、それつけたい!」と、友達のアイデアをヒントにして、さらに工夫を重ねていました。
お互いのアイデアを称賛したり、共有したりしながら、どんどん素敵な飾りつけを追加していく姿もまた、「思いやりのある協働者」でした。
空気砲が完成すると、的に向かって空気砲を撃って、みんなで楽しむことができました。
思いやりのある協働者が生まれる場を
空気砲の工作は、子どもたちにとって楽しい思い出となったようです。
また、友だちと協力して作業することで、新しいアイデアを生み出し、工夫を重ねる姿勢が育まれたように思います。
今回は空気砲作りのイベントで見られた様子をお伝えしましたが、他のイベントでもたくさんの思いやりのある協働者の場面を見ることができます。
夏休みのイベントはまだまだ続きます。
これからも、「思いやりのある協働者」が生まれる場をつくっていきたいと思います。