試行錯誤する経験

こんにちは、みえです。

CAN!Pスクールでは、プレ開校として週2日活動していましたが、1月からは週4日に増やして、4月からの本開校に近い形で活動を行っています。

今回は、1月からプレ開校に通ってくれている子が試行錯誤しながらプロジェクトを進めている様子についてお伝えします。

新しいマイプロジェクトを始めた

マイプロジェクトとして、以前は刀作りに没頭していたA君ですが、先週から新しいプロジェクトを始めました。

『本当に切れる (木製の)手作りナイフプロジェクト』です。

これは、放課後のCAN!Pラボに来ている子が作った作品をお手本にして、作ってみたいとなったプロジェクトです。

お手本の木製のナイフは、木製ですが、刃の部分がするどく削ってあります。

試しにその木製のナイフでネギを切ってみると、本当に切れました。

このように、野菜が本当に切れるくらい刃の部分をするどくしたナイフを木で作っていくプロジェクトです。

お手本の木製ナイフ

A君がこれから作る木製ナイフの完成イメージ

A君は完成イメージの図に近づくように木材をのこぎりで切ったり、ナイフで削ったり、やすりで削ったりして製作を進めます。

実は、A君は先週からこのプロジェクトを始めましたが、先週の時点で刃の部分を削りすぎて失敗していました。

そのため、この日は再度木材を買いに行き、再挑戦するとのことでした。

失敗して試行錯誤する経験

A君は、これまで何度か木製の刀やバッドを作ったことがあり、木をのこぎりで切ることやナイフで削ることには慣れています。どんどん切ったり削ったりしていきます。

A君が削るときの思い切りのよさは見ていて気持ちがいい!

わたしは、前回刃を削りすぎて失敗したのを知っているので、ヒヤヒヤしながら見ているのですが、A君は自分のやりたいようにどんどん削っていきます!

躊躇なくどんどん削っていくので、力の加減ができなくて削れすぎてしまいました。

また失敗です。

でも、A君は「もうやめる」とは言いません。

私は、どうするかなあと思いながら見ていると、また別の木材を取ってきて、再びイチからナイフ作りを始めました。これが三度目です。

今度は、少し厚みのある木材を選びました。

そして、刃をナイフでも削りますが、電動やすりや紙やすりを使って少しずつ削っていきました。

A君が、「削れすぎるという失敗をしないためにはどうしたらいいか?」を考えた結果、やすりを使って削るという方法に変えてみたのだと、見て分かりました。

この後、まだまだナイフ作りは続きます・・・。

子ども時代に試行錯誤する経験は大切

A君は、木製のナイフ作りの途中で失敗して、それを解決するにはどうしたらいいか?を自分で考えて改善していきました。

わたしは、A君のように試行錯誤する経験が、子ども時代にたくさん必要なのではないかと思っています。

大人になると、仕事などで壁にぶち当たることがたくさんあります。そういうとき、ネガティブになって、「自分にはできない。無理だ」と思ってしまうことがあると思います。わたしもそういうことがたくさんあります!

でも、子ども時代に、うまくいかなくても試行錯誤して克服した経験があればあるほど、「この課題を解決にはどうしたらいいだろう?」とポジティブな姿勢で考えて、乗り越えていくことができると思うのです。

このように、CAN!Pスクールでは、試行錯誤し、子ども自身が「どうしたら解決するだろう?」と考えて活動する経験を大切にしていきたいと思います。

おわりに

今回は、試行錯誤する経験の大切さについてお伝えしました。

子どものころから試行錯誤し、「どうしたらいいか?」を考えて自分なりにやってみることが大切です。

そして、スタッフの関わり方もできるだけ子どもに「どうしたらいいと思う?」と、問いかけることを大切にしていきたいと思います。

子どもの「こうしてみよう」という思いを大切にしてサポートしていきます。

お知らせ

CAN!P School開校に向けたクラウドファンディング。

みなさまのおかげで100万円の第1目標を達成しました!本当にありがとうございます。

一人ひとりが主人公でいられる学校をつくるため、引き続きネクストゴールに向けて挑戦しています!

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