「自分らしさ」をどう知るのか?

こんにちは。ぴかりんです。 民間学童「CAN!Pアフタースクール」では、「子どもたちの主体性が輝く場」を目指し、日々試行錯誤を重ねながら活動しています。

今日は、私のプライベートな「探究旅」を通して感じたこと、そしてそこから見えてきたCAN!Pアフタースクールの価値について綴ってみようと思います。

「30年後に温泉を掘る」という、無謀なはじまり

実は、私は一昨年から「温泉」についての探究を続けています。 きっかけは、代表の粕谷から勧められ、社外研修として参加したLCL(Learning Creators Lab)という「探究そのものを探究する」プログラムでした。

そこで組んだ4人のチームが掲げたプロジェクトは、「30年後に温泉を掘る」こと。
 正直に言えば、最初は「なんて無謀な目標なんだろう」と戸惑いしかありませんでした。
けれど、この少し風変わりなプロジェクトが、私の世界を少しずつ広げてくれたのです。

迷いながら、等身大で掘り進める

LCLのプログラムが修了してからも、私たちは細々とオンラインミーティングを重ねながら探究を続けてきました。 

そのひとつの形として、2月末に大分県別府市で「温泉で探究フェス」をささやかに開催しました。
現地の大分の方々も加わってくださり、温泉に浸かり、語り合い、温泉街を歩くことで探究を深めていきました。

チームメンバーと参加者の方で「温泉」というレンズを通して世界を見つめ直すと、新しい発想や展望が溢れ出し、とても豊かな時間を過ごすことができました。

一度は行ってみてほしい竹瓦温泉
まさに”探究者”なオーナーが作るカレーは絶品でした

けれど、そんな風に楽しめるようになるまで、私の中にはずっと「もやもや」がありました。

私は本来、せっかちで、「早く結果に辿り着きたい」「正解のない状態が気持ち悪い」と感じてしまうタイプです。
色んな所にあてもなくよりみちを繰り返す探究は、どちらかといえば不得意分野。
「自由奔放にアイデアを出すメンバーの中で、私はどんな役割でいればいいんだろう?」 そんな不安を抱えたまま、ミーティングに参加することもしばしばでした。

「形にする」という、私だからできるの貢献

そんな私を救ってくれたのは、チームメンバーからの意外な一言でした。

「ここまで続けられたのは、ぴかりんのおかげだよ!」

ハッとさせられました。
私の得意分野は、無謀とも思えるゴールまでの道筋を整え、スケジュールを引き、今すべきことをメンバーに共有して、確実に実行に移すことです。
石橋を叩いて渡るような私の慎重さと実行力が、チームの推進力の一部になっていたのだと気づかされたのです。

思えば、小学生の頃からずっとそうでした。
何十年も経ってから、他者との関わりの中で改めて自分のルーツを再発見できたような、清々しい感覚を味わったのです。

「自分たちが物理的に温泉を掘るのは、やっぱり無謀かもしれない。でも、この探究を30年続けていく中で生まれる『ご縁』を繋いでいけば、いつか温泉を軸とした大きなプロジェクトに成長できるはず」 今は、そんな風に信じられるようになっています。

次の企画が湧き出ていました

他者との関係から、自分を知る

この気づきは、CAN!Pアフタースクールの子どもたちの姿と、強く重なり合います。
CAN!Pアフタースクールでは、小さな社会の中で他者と関係を築くプロセスを、何より大切にしています。

子どもたちは、遊びやよりみち(体験活動の名称)、日々の些細なケンカの仲直りといった「他者との関わり」の中で、常に自分をアップデートしています。

「この関係性の中で、自分はどう立ち回ろう?」

そう試行錯誤する中で、
「自分はリーダーシップがあるな」
「誰かをフォローするのが好きだな」
という、「経験に裏打ちされた自己理解」を育んでいるのだと、改めて感じました。

私たちスタッフも、そんな子どもたちの主体性が輝く瞬間を、環境づくりや言葉がけで後押ししたいと考えています。

お菓子作りが好きな子には、その世界を広げる本を紹介する。
自分の想いを言葉にするのが苦手な子には、どうすればその声がこぼれ落ちるか一緒に考える。

「自分個人の長所や、ちょっぴり苦手なこと」をまるごと知り、自分の強みをどう活かし、弱いところをどう他者に助けてもらうか。

他者との関わりの中で、そんな「自分らしさという武器」を手に入れてほしいと願っています。

他者との関わりの中、見つけた「自分らしさ」は、きっとこれからの人生の軸になっていくような、大切な宝物になると信じています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 それでは、また。