「説明できる」学び

こんにちは、平田です。

CAN!Pスタディでは、知識を増やすことだけでなく、自分で考え、自分で確かめながら学ぶ力を育てることを大切にしています。

今回は、6年生のA君の姿から、“考えを説明できる学び”がどのように育ってきているのかをお伝えしたいと思います。

総復習の中で見えた成長

A君は現在、6年生の算数の総復習に取り組んでいます。
これまでコツコツと積み重ねてきたA君ですが、先日、特に成長を感じる場面がありました。

円の面積の応用問題で、円が4等分され、そのうち色のついた部分の面積を求める問題です。

A君は式を

4×4×3.14÷2

と書いていました。

円が4等分されている図だったので、「どうして÷4じゃなくて÷2なの?」と尋ねてみました。

図を動かして考える

するとA君は、図に矢印を書き込みながら説明してくれました。

「4つに分かれているけど、この2つを動かすと…半円になるじゃん?
だから4で割らなくても、はじめから÷2でいい。」

そう言って、色のついた2つの部分を組み合わせるイメージを図に示してくれました。

単に「4つあるから÷4」と機械的に考えたのではなく、図形を頭の中で動かしながら、

・ どうすれば求めやすい形になるか
・どんな見方をすれば分かりやすいか

を自分で考えていたのです。

そして何より素敵だったのは、その考えを自分の言葉で説明できたことでした。

「分かる」から「説明できる」へ

総復習の学習では、ただ正解を出すことだけでなく、「なぜその式になるのか」を大切にしています。

A君はこれまでの学習の中で、

・図をよく見ること
・別の見方を考えること
・自分の考えを言葉にすること

を少しずつ積み重ねてきました。

その積み重ねが、今回の「図を動かして半円にする」という発想につながったのだと思います。

これは、知識が増えたというよりも、考え方そのものが育っているという成長です。

自己調整学習とのつながり

CAN!Pスタディが取り入れている自己調整学習という学習方法では、

・自分で考える
・自分の考えを確かめる
・より分かりやすい方法を選び直す

というプロセスを大切にしています。

A君は今回、「どう解くのが一番分かりやすいか」を自分で判断し、その方法を選び取っていました。

これはまさに、自分で学びを調整する力が育ってきている姿です。

公式を覚えているだけではできません。

意味を理解し、状況に応じて使い方を変える力が必要です。

総復習という時間の中で、A君は“できること”だけでなく、“考え方”を伸ばしているのだと感じました。

これからにつながる力

中学校以降の学習では、「どうしてそうなるのか」を説明する力がより求められます。

A君の今回の姿は、これからの学びにつながる大切な一歩です。

図を見て考え、
自分なりに整理し、
言葉で伝える。

そんな経験を重ねることで、学びはより確かなものになっていきます。

CAN!Pスタディでは、これからも子どもたちが「分かった」で終わらず、「説明できる」「考え直せる」学びへと進んでいけるよう、一人一人の思考を大切にサポートしていきたいと思います。

A君のこれからの成長も、とても楽しみです!