こんにちは。ぴかりんです。
民間学童「CAN!Pアフタースクール」では、「子どもたちの主体性が輝く場」を目指し、日々試行錯誤を重ねながら活動しています。
その取り組みの一つが、各曜日ごとに設定している「予算」です。
この予算は昨年から導入したものですが、今年度はさらにルールを見直し、「自分たちで決める」「自分たちでおもしろくする」ことを、より実感できる仕組みに変更しました。今回は、その背景と今の取り組みについてお話しします。
そもそも、なぜ「予算」を導入したのか?
予算をなぜ導入したかというと、大人の判断や決定をできるだけ減らし、「子どもたち自身の意志で決められる範囲」を広げたいと考えたからです。
これまでは、「これを買ってほしい」と子どもが伝え、大人が必要かどうかを判断する、という場面が多くありました。
しかしそれでは、どうしても大人の価値観が基準になります。
大人から見れば「本当に必要かな?」と思うことでも、子どもにとっては強い「やりたい!」が詰まっていることもあります。
そのズレが積み重なると、「どうせ言ってもムダ」と、挑戦や提案をあきらめてしまうかもしれません。
一方で、何でも自由に買える状態がよいわけでもありません。
そこで、「子どもが主役になりつつ、大人も一緒に考えられる」仕組みとして、予算制度を整えることにしました。
予算を導入してみて
まず導入したのが、子どもたちが企画する活動「よりみち」を中心に使う、月4,000円の予算です。
この金額が基準になったことで、子どもたちは予算内で自由に企画を考え、大人が金額でジャッジする場面も減りました。
しかし運用を続ける中で、新たな課題も見えてきました。
予算が余りがちで、「考えなくても使えてしまう」状態になっていたのです。
欲しいものがあれば簡単に買える状況は、「自分たちで面白くするための予算だ」という意識を弱めてしまうのではないか、などといった懸念がスタッフ間でも話に上がりました。
自分たちでおもしろくするための「予算」にするためには?
そこで原点に立ち返り、「自分たちでおもしろくするための予算とは何か」を改めて考え、ルールを見直しました。
新しいルールでは、
・予算を月2,000円に変更し、考えながら使う金額にする
・使うときは内容と金額をみんなに相談し、了承を得る
・余ったお金は繰り越し可能にし、大きな企画にも挑戦できるようにする
といった点を大切にしています。
現在は、子どもたちに一つひとつルールを説明し、納得を得ながらルールの運用を進めています。
実際に、みんなの前で予算の使い道を提案し、賛成や反対の意見が出る場面も生まれました。
話し合いを重ねながら決めていくことで、「自分たちでおもしろくする」力は、きっともっと育っていくはずです。
ルールもまた、子どもたちとともに変化していくもの。これからどんな対話が生まれ、どんな決定がなされていくのか、とても楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。