子どもがつくるスポーツデイ

こんにちは、みえです!

昨日、CAN!Pスクールでは、テーマ学習「みんなが楽しめるスポーツをつくろう」の発表の場として、子どもたちが中心となって企画したスポーツデイを開催しました。

この日は、子どもたちだけでなく、保護者やスタッフも一緒に参加する特別な一日でした。

どのようにして、みんなが楽しめるスポーツデイが実現したのか!?

その過程にあった、ドラマと学びをお伝えします。

みんなが楽しめる競技って何だろう?

スタッフから子どもたちに提示したテーマは、「参加する人みんなが楽しめる競技をつくろう」というものです。

運動会やスポーツの場では、走るのが苦手な子もいれば、ボールを扱うのが難しい子もいます。

だから、すでにある競技をアレンジしたり、自分たちでルールを工夫したりしながら、「どんな人でも楽しめる」を目指すという学習を行いました。

まず、子どもたちはスポーツデイに誰を呼ぶかを話し合いました。

「おうちの人も呼びたい!」という声が上がり、保護者も一緒に参加することが決定。

子ども、保護者、スタッフがそろって楽しむ会にすることに。

4つの競技に決定

たくさんのアイデアを出し合った後、最終的に以下の4つの競技に決まりました。

  • しっぽ取り

  • 借り物競争

  • 卓球

  • 仮装リレー(→最終的にやらないことに)

誰もが楽しめるしっぽ取り

しっぽ取りでは、ただの全力勝負にならないように工夫をしました。

「しっぽを2本つけよう!」

「大人は長時間走ると疲れるから、休憩ゾーンをつくろう!」

というアイデアが出され、休憩ゾーンに入れば6秒間はしっぽを取られないルールに。

子どもたちは、相手の立場を想像して考えることの大切さを実感していました。

「卓球がしたい!」から始まった試行錯誤

「公園で卓球をやりたい!」という意見が出たとき、スタッフや多くの子は「えっ、公園で!?」と驚きました。

<課題①>そもそも卓球のラリーができる?

<課題②>卓球台どうする?

みんなで話し合った結果、机を卓球台の代わりにして試してみることに。

ただ、実際にやってみると、ラリーは見事に続きません!

そこで新たなアイデアが!

点数のついた的に球を当てるルールに変更。

机の上に的を並べ、順番に当てて得点を競う形式にすることで、「これなら楽しそう!」と全員が納得しました。

机や手作りラケット、的の準備も分担して行い、公園まで机を運んでやることで実施が実現しました!

仮装リレーの大きな学び

最も紆余曲折があったのが、仮装リレーのチーム決めでした。

「速さに差が出ないよう、大人2人+子ども2人で組もう」

「いや、完全にくじ引きでチームを決めた方がおもしろい」

など、意見がぶつかり合い、話し合いは難航。

ついにはある子が「もう自分は出ない!」と心を閉ざす場面もありました。

このままではいけないと、時間をおいてみんなが歩み寄り、子ども1人・大人1人は固定、残り2人はランダムという折衷案でみんなが納得するチーム分けになりました。

しかし後日、保護者の方から「走るのは体力的に厳しい」「ケガの心配もある」というご意見をいただき、仮装リレーは、やらないことに。

それでも、ここまでの合意形成のプロセス自体が、子どもたちにとっては大きな経験になったことは間違いありません。

借り物競争の笑える工夫

借り物競争では、「ぼうし」「水筒」などの定番アイテムのほかに、

「面白い顔ができる人」「志村けんのモノマネができる人」など、

ユーモアたっぷりの借り物アイデアがたくさん登場!

楽しませたい、笑わせたいという子どもたちの工夫が光りました。

スポーツデイ当日、みんなが笑顔に

当日は、スタッフも子どもたちもドキドキのスタートでしたが、どの競技も大盛り上がり!

最後には、保護者の方から

「ルールの工夫が素晴らしかった!」
「子どもたちの発想が面白かった!」
「どれも楽しかった!」

という嬉しい感想をたくさんいただきました。

そして保護者のみなさんからの言葉に喜ぶ子どもたちの笑顔が印象的でした!

どの方からも「楽しかった!」と言っていただけたのが、子どもたちにとって何よりのごほうびでした。

子どもたちの「つくる力」はすごい

このテーマ学習では、競技をつくるという目に見える成果の裏に、「対話」「工夫」「合意形成」といった、目に見えにくいけれどとても大切な学びがありました。

一人一人の声に耳を傾けながら、みんなでつくった特別な会です。

子どもたちの可能性と、チームでつくる力を改めて感じたスポーツデイになりました!