Hola! こんにちは。ぶいちゃんです!
みなさんは、現在福岡市科学館で開催されている「キボリノコンノ展」に行かれましたか?
先月、探究学習スクール「CAN!Pラボ」でも、ホンモノに触れる機会としてキボリノコンノ展に行き、こどもたちの中でたくさんの「!」が生まれていました。
(その時のブログです→ホンモノに触れる)
そのキボリノコンノ展の関連イベントとして、CAN!Pと福岡市科学館がタッグを組み、10月19日(日)に小学生対象の「わたしの”ひらめ木”工作 〜キからうまれる発明展〜」を実施しました。今回はそのイベントの様子をブログでご紹介します!
イベント開催のきっかけ
CAN!Pラボでは、「熱中する探究者」を育てるために、自分で問いを探し、自分で答えを作り出す「探究学習」を大切にしています。
そして福岡市科学館もまた、ただ単に科学の知識を提供したり、答えを教えたりするのではなく、探究学習に特化したプログラムを展開している全国でも有数の科学館です。
今回のコラボイベントは、「探究」のプロセスをたくさんの人に体験してほしい!という両者の思いが重なり、3か月間の構想を経てイベントの開催が決まりました。
どんなイベント?
「木彫りアーティスト」のキボリノコンノさんは、「自分で考えること」をとても大切にされていて、木彫りの方法もあえて調べず、だれもやってこなかった表現をできるようになったそうです。まさに探究ですね。
今回の「わたしの”ひらめ木”工作 〜キからうまれる発明展〜」では、「鉛筆立て」「宝箱」「本立て」の中から作りたいものを一つ選び、それに加えて「こんな機能があったら便利かも」「こうしたら喜んでくれるかも」という、自分で考えた「ひらめき」を加えて作る内容にしました。
参加者たちは
「くまさんに見える宝箱を作ってみたい!丸い木と何があればくまに見えるかな?」
「私にとって便利な宝箱を作りたい!そのために、宝箱の中にいっぱい収納できるスペースを作りたい」
といったように、「作ってみたい!」と「どうしたら実現できるだろう?」を掛け合わせて、工作の計画を立てました。
つくってみよう!
アイデアが固まったら、いざ手を動かして作っていきます。
まずは必要な材料を考え、そろえていきます。ちょうどいい長さになるように木材をのこぎりで切ったり、木の端材を手に取りながら新しいインスピレーションが生まれている子どももいました。
材料がそろったら、インパクトドライバーを使ってねじを入れたり、釘やボンドで作りたい形に整えていきます。
小学1年生~6年生までが参加しましたが、ほとんどの人がのこぎりやインパクトドライバーを使うのが初めてでした。最初は不安そうな顔をしていましたが、大人と一緒に使っていくうちにみるみる上達して、30分後にはみんな余裕の表情。
「やってみる」って大事だなと改めて思う瞬間でした。
完成した作品を共有
思い思いの作品が出来上がったところで、こどもたちが工夫したところや、やってみた感想をシェアしてもらいました。
「友達にプレゼントする宝箱を作っていたけど、別のアイデアを思いついて、おもしろい形の箱ができた。」
「カブトムシの形のペンケースを作ったけれど、角の部分を木で再現するのが難しかった。家でももう一度考えて作ってみる」
「宝箱を作ったが、自分が使いやすくなるように持ち手を付けて工夫した」
などなど、決まった手順や設計書を用意して、その通りに作るだけでは考えないような、「問い」や「自分なりの答え」を持ってくれたようです。
CAN!Pラボの5か条「ユニークであれ」「失敗大歓迎」「ちがいを認め合う」「自分で決める」「ないなら、つくれ」を体現したイベントになったなと思っています。
CAN!Pは、今回のようなイベントを今後も実施したいと考えています。
「探究っておもしろい!」と思ってくれる人が増えたらとても嬉しいです。
これからも、CAN!Pラボはもちろん、CAN!Pラボを飛び出した活動も頑張っていきます。
それでは、Hasta Pronto~!