こんにちは!
CAN!Pスタッフのゆうやです!
子どもたちが来ていなかった冬休みの期間、スタッフはみんなで集まってスクールのあれこれについてモリモリと議論していました。
その中でじっくりと話し合ったのがテーマ学習です。今回は先日終わったテーマ学習「私たちの食はどこから?」について振り返り、そこから得た気づきについてお伝えします。
テーマ学習とは
CAN!Pスクールのカリキュラムの一つに「テーマ学習」があります。
これは、理科や社会を入り口として、未知の世界に飛び込み、面白がり、学ぶための時間です。
私たちは、子どもたちがまだ出会ったことのない「人・もの・こと」との出会いを作ることを大切にしています。
出会いから生まれる「知的好奇心」こそが、自ら学びを深める原動力になると考えているからです。
「私たちの食はどこから?」
今回のプロジェクトでは、普段当たり前のように食べている食材が、どのように手元まで届くのかを学びました。そして、学んだことを活かして、福岡県産の食材を活かしたお弁当を作り、CAN!Pの放課後スクールのスタッフたちに販売するというミッションに挑戦しました。
・スーパーや直売所を訪れ、野菜の生産者や産地を調べる
・お弁当作りのプロをゲストに招き、コツを教わる
・福岡県産の食材を使い、自分たちでオリジナルお弁当を作る
・完成したお弁当をCAN!Pスタッフ向けに販売する
こうしたステップを踏みながら、「食」という身近な存在を、社会や経済、そして自分の暮らしとつなげていきました。
ホンモノとの出会いが背中を押す
今回のハイライトの一つは、お弁当作りのプロとの出会いでした。
どんなお弁当にするのかを考え始める際に、お弁当作りのプロにゲストとしてお越しいただき、お弁当づくりで気を付けること、考えることなどを教えていただきました。
プロの言葉には、どれも説得力があり、子どもたちの様子は真剣そのもの。気になることはその場で何でも答えてもらえるから、次々に「気になる!」が湧いてきます。
プロからは、「彩りに気を配ること」「おかずはしっかり冷めてから入れること」「ごはん→副菜→主菜の順に詰めるとバランスが整うこと」など、実践的なアドバイスをたくさんいただきました。
さらに、「販売するなら食品表示シールが必要なんだよ」という、プロならではの責任ある視点にも驚いていました。
こうした「ホンモノ」の知恵に触れることで、子どもたちの「いいお弁当を作りたい」という挑戦への意欲が、ぐっと引き出されていくのを感じました。
「できる!」が背中を押す
もう一つ、非常に印象的だったエピソードがあります。
ある男の子の話です。
彼は、いわゆる「勉強らしい勉強」に対して少し拒絶感があり、初めはこのテーマ学習にも積極的には参加していませんでした。
そこで私は、「お米を炊くところだけでも手伝ってくれないかな?」と、彼を誘ってみました。
初めはしぶしぶだった彼ですが、お弁当作りの練習を重ねる中で、何度も繰り返しお米を炊くことになります。
すると、回を重ねるごとに手つきがスムーズになり、迷いなく作業ができるようになっていきました。
あんなに嫌がっていた彼が、最後には「お米担当といったら僕だよ!」と自信をもって炊飯に取り組むようになったのです。
繰り返しによって得られた「習熟」は、その子にとっての「できる!」という確固たる自信になります。
これは国語や算数といった教科に限った話ではないのだということを、彼の姿から学びました。
おわりに
今回のテーマ学習では、最終的に、子どもたちが作ったお弁当は完売し、放課後スクールの担当スタッフからも「想像以上に美味しかった!」という感想をもらうことができました。食材と「出会い」、産地や調理法を「探究」するという活動を通して、子どもたちは少しずつ「自分を拓く」ステップを登ることができたと思います。
一方、今はまだ、私たち大人が環境を整えて、学びを「提供している」部分が多いかもしれません。
しかし、私たちの願いは、子どもたちが自分で学びのハンドルを握り、未知の世界を面白がれるようになることです。
「やらされる学び」ではなく、知的好奇心に動かされて「自ら未知の世界へ飛び込んでいく学び」へ、テーマ学習が子どもたちにとって、もっと豊かで面白い時間となるように改善していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!