見守りとサポートのはざまで

Hola!CAN!Pスタッフのぶいちゃんです。

新年度のCAN!Pラボでは、マイプロとラボプロを一通り経験し、

子どもたちは「次は〇〇をしてみたい!」と、

次の活動を楽しみにしているようです。

割れにくいシャボン玉を作る実験中

さて、「熱中する探究者」になれる場所がCAN!Pラボです。

CAN!Pラボに関わるスタッフとして、子どもたちの主体性を尊重し、

「信じて見守ること」はとても大事な姿勢だと感じています。

しかし、ある出来事をきっかけに、私は

「見守っているつもりで、実は子どもを一人にしてしまっていたかもしれない」

と気づきました。

その時のことを、今日は書いてみようと思います。

ドラゴンづくりに夢中  だった男の子

ある日のCAN!Pラボ、一人の男の子が、

段ボールと発泡スチロールを使って、ドラゴンづくりに励んでいました

段ボールにスプレーで色塗り
ドラゴンの下半身を作っています

その子は、発泡スチロールのパーツをガムテープで貼り付けていました。

私は内心、「ボンドでつけたほうが丈夫になるのにな」と思いましたが、

「せっかく自分で考えて選んだ方法に口出しするのはどうかな

とも思い、何も言わずに見守ることにしました。

その日作業はここで終わり、翌週に持ち越しになりました。

崩れたドラゴン

翌週、ドラゴンは少し崩れてしまっていました。

やはりガムテープでは発泡スチロールがしっかりつかず、

ポロっと取れてしまいました。

その子は、「あ~あ、どうしよう」と少し考えた後、

「もうドラゴンづくりは飽きた」と言って、

ドラゴンづくりを中断してしまいました。

「ホットボンドを使ってみる?」という一言

一度ドラゴンづくりを中断してしまいましたが、

私はそこで諦めてほしくはありませんでした。

そこで、「ホットボンドを使ってみる?」と声をかけました。

するとその子は、「使ったことないけど、やってみたい」と前向きな表情に。

一緒に道具の使い方を確認しながら、丁寧に接着していきました。

すると、今度はしっかりとくっつき、その子は、「おぉ~!ついた!」と

少し嬉しそうに、またドラゴンづくりに戻っていきました。

ヴィゴツキーの    「発達の最近接領域」

このエピソードを、仲間のスタッフに話したところ、

「ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」」という考え方を教えてくれました。

調べてみると、

既に一人でできることと、まだ自分ではできないことの間にある、

一人ではできないけど、外部の助けがあればできる領域のことを指し、

この領域での学習が効果的な成長・発達を促すことが期待されています。」

とあります。

引用:https://branchkids.jp/articles/b205

まさにあの子にとって、ホットボンドは

「自分だけでは手が出せないけど、大人がいればできること」であり、

そのサポートや声掛けがあるか・ないかで、

成長の具合が変わるということを実感しました。

「ちょうどよい支え」を 探して

それ以来、大人のサポートがあるほうが成長できそうだ、と思ったときは、

積極的に伴奏するようにしています。

子どもの成長に寄り添うとき、これが正解だ!という解は必ずしもなく、

子どもの数だけ、サポートの数があると思います。

私もたくさん、子どもたちから学びたいと思います。

それでは、Hasta Pronto~ !