こんにちは、みえです。
CAN!Pスクールには、学びに使うためにiPad(以下タブレット)を置いています。
最近、スクールに通う子どもたちがタブレットを使って動画を見たり、ゲームをしたりする姿が増え、気になっていました。
そこで、タブレットの使い方についてみんなで話し合いました。
今回は、タブレットの使い方についてみんなで考えたことやそのときの様子について書きたいと思います。
ゲーム時間、動画視聴時間の増加
プレ開校のときからタブレットは置いてあり、子どもたちは学びに使っています。
例えば、マイプロジェクトで作りたいものがあると、タブレットを使って作り方を調べ、活動を進めます。
また、国語の学習で、自分のお気に入りの場所を紹介するために写真を撮って使うなどの使い方をしてきました。
しかし最近、学び以外で休憩時間にタブレットを使ってゲームをしたり、動画を見たりする時間が増えてきました。
CAN!Pスクールでは、学校の「きまり」を作っていません。
ですから、休憩時間にタブレットを使ってゲームや動画視聴することを禁止にはしておらず、子どもたちも、これまでは節度を守って使っていました。
しかし、最近、お昼ご飯を食べ終わるとすぐにゲームを始めて休憩中ずっとゲームをしていたり、自然体験から帰ってきて下校までにできた少しの時間にも、すぐに個々にタブレットを開いてゲームや動画視聴をしたりする様子があり、わたしは危機感を覚えました。
こんな子どもの様子をご家庭でも目にすることが多くあるのではないでしょうか?
スタッフからの提案
そこで、タブレットの利用の仕方について大人としてスタッフから提案することにしました。
提案したのは、次の3つです。
■基本的に、タブレットは使わない。ただし、学びに必要なときはスタッフに聞いてから使う。
■個人のタブレットは持ってこない。
■壊れたりなくしたりしてこまるものは持ってこない。
実は、ゲームをやめられない「ゲーム障害(ゲーム行動症)」は、2019年に世界保健機(WHO)によって疾病リストに加えられ、精神疾患と認められています。
そして、12歳未満の子が増加傾向にあるそうです。
ゲームをしていると脳内でドーパミン(楽しさ、興奮、達成感、驚きなどを感じたときに分泌される)が出ます。
依存症はドーパミンが過剰に分泌された状況が続くことで起こります。
ゲームを続けていると、脳はその刺激を常に求めるようになり、ゲームをやめたくてもやめられないとか、ゲームを我慢できないという状況になってしまいます。
(ゲーム自体を批判したいわけではなく、使い方や使う時間について考え、気を付けてほしいという意図です。)
主に、「基本的に、タブレットは使わない。ただし、学びに必要なときはスタッフに聞いてから使う。」について以上のような理由を伝えました。
また、タブレットをなんとなく消費する使い方をして時間が過ぎていることが気になっていること、そして、スタッフとして、CAN!Pスクールでは『自分を拓く』使い方にしてしてほしいと願っているいうことを伝えました。
みんなで考えることを大切にしたい
大人から提案をしましたが、わたしたちスタッフは、一方的に「こうして!」というのではなく、子どもたちも一緒にみんなで考えることを大切にしたいと思いました。
それで、あえて「提案」ということにして、スタッフからの提案を聞いて、子どもたちみんなはどう考えるか、みんなで考える話し合いをしました。
みんなから出た意見は
・マイプロジェクトなど必要なときに使えるなら、基本的に使わないということでいい
・マイタイム、昼休みは使えるようにしたい
・ゲームがみんなの共通の話題になるときもあるかも
・1ヶ月に1回「みんなでゲームする時間」を企画してはどうか?(1ヶ月に1回は少なすぎるという意見も)
こんな感じでした。
すると、その日一緒にその話し合いを聞いくれていた保護者の方が、
『ゲームよりも楽しいことがあれば、ゲームをしなくていいのでは?』
という意見を出してくれました。
みんなその意見を聞いて、ハッとしました!その意見にみんなうなずき、合意です。
そこで、ゲームよりも楽しいと思える遊びのアイデアを出していき、休憩時間には、それをして遊ぶといいよねという話になりました。
自分で楽しみを生み出せる
その後、みんなタブレットの使い方を考えながら使っています。
休憩時間はというと…A君は段ボールで刀を作ったり、好きなゲームの様子を再現するボードを作ったりして、自分なりに楽しみを生み出して遊んでいる姿がありました。
自分で楽しい活動を生み出しているその姿がなんだかとても素敵でした!
おわりに
今回は、タブレットの使い方についてスタッフとして提案したこと、みんなで話し合ったことについてお伝えしました。
大切なのは、気になること、問題が出てきたときに、スタッフから一方的に「こうして!」と言うだけでなく、子どもも一緒に考えていくことだと思っています。
一つ一つ起きることに対して丁寧に話をして、みんなが考えるよりよい方法を一緒に考えていけたらいいなと思います。