こんにちは!
CAN!Pスタッフのゆうやです!
突然ですが、なぜ人は「学ぶ」のでしょう??
私自身は、将来のため、仕事で活かすために学ぶことが最近は多いです。同じように考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
しかし、先日、これとは明らかに違った原動力をもつ「学び」が見られました。
今回はその様子についてお話しします。
テーマ学習「都道府県」
CAN!Pスクールではテーマ学習という時間があります。
テーマ学習は自分の知らない「こと・もの・ひと」と出会い、自分の世界を広げていくための時間です。理科や社会を出発点にしつつ、教科横断的に探究していく時間です。
今月のテーマは「都道府県」。
「都道府県の名前を覚える」といった基本的なことに触れつつも
・各県の産業について調べてみる。
・県名を手話で伝えてみる。
など、内容は子どもたちの興味に合わせて広がっていきます。
そして、最終的には「他県と比べたとき、私たちが住む福岡県の特徴とは何なのか?」という問いに対し答えを作っていきます。
さて、このテーマ学習「都道府県」の中で大活躍しているのが「地図帳」です。
地図帳は最強
今回のテーマ学習「都道府県」では、初めて地図帳を扱いました。
簡単に地図帳の見方を教えると、ある男の子が地図帳を食い入るように見始めました。彼が読んでいたのは各県の統計のページです。
「人口が多い県」のランキングが気になったようで、1位から順にリストアップを始めました。
地図帳って、実は面白いことがたくさん載っており、子どもたちを引き付ける最強の教材の一つだと、私は思っています。
ところで、実は、もともと彼は「勉強らしい勉強」に対しては嫌悪感を示すことが多く、取り組みたがらないことも多々ある子です。
そんな彼が、地図帳にくぎ付けになり、テーマ学習の時間が終わっても探すことをやめなかったため、私は驚きました。
これこそ、今回冒頭でお伝えした「何かに活かす学び」とは異なる別の「学び」です。
ずっと地図帳や理科の資料集を眺めてしまう。
ついつい教科書のコラムのところを読んでしまう。(これは子ども時代の私です)
何かにすぐ役に立つわけではない。でもなんだか気になっちゃうから読んでしまう、調べてしまう。
これは、「知的好奇心」に動かされている学びと言えるでしょう。
どうやって県の面積を比較する?
彼の「知的好奇心が動かす学び」はまだ終わりません。
次は各都道府県の面積について調べていくのですが、答えを見る前に、まずは日本地図を見ながら予想することになりました。
北海道が1位は確実。しかし、2位から先はぱっと見では判断できません。
そこで、1cm四方の正方形の紙を渡し、これを敷き詰めることで比べられるということを教えました。すると、この方法を活用し、次々に比較を始めました。
しかし、この方法だとまだ困ったことがありました。それは、1cm四方の紙では大きすぎて、県の形に合わせて隙間を埋められないことです。
そこで彼が考えた方法は、1cm四方の紙を等分して、小さな単位を作ることでした。
こうすることで、県の細かい部分まで敷き詰められるようになり、より正確な比較ができるようになりました。
彼はこの面積の比較を1時間以上も楽しそうにやっていました。
実はこの「単位面積が何個分かで考える」「単位を小さくしていく」というのは、小学校の算数の考え方でもあり、高校の微分・積分につながってくる考え方でもあります。
まさに彼が知的好奇心に突き動かされて、自然と算数について考え「ちゃう」瞬間でした。
おわりに
今回の様子を見て、やはり人には生まれつき「知的好奇心」があって、気になることに出会ったときには、無意識に考えたり調べたりしてしまう性質が備わっているのではないかと感じました。
この「知的好奇心」を摘まないようにするというのは、生涯学び続けていく人を育てるうえでとても大切なことなのではないかと思います。
CAN!Pスクールでは、そんな「学び」の根っこともいえる「知的好奇心」を守り、大切にしていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。