こんにちは、みえです!
CAN!Pスクールには、「基礎学習」の時間があります。国語や算数の教科の学びに取り組む時間です。
この時間に大切にしているのは、教科の内容を学ぶことだけでなく、「その子らしい学び方」や「安心して学ぶための土台」を育てていくことです。
すぐに成果が見えなくても、その子に合ったスタイルで、自分らしい学びを重ねていくことを大切にしています。
今回は、そんな基礎学習の時間の様子についてお伝えします。
子どもそれぞれの学びの形
ある子は、朝のサークル(みんなで気持ちを伝えたり聞いたりする時間)が終わるとそのままその部屋に残って、大好きな歴史の本を読んで過ごします。
自分が落ち着ける場所で、自分のペースで学びに向かうその姿に、その子なりの学びの形が見えてきます。
またある子は、サークルが終わると少し読書をして気持ちを整えてから、学習の部屋に移動し、学習を始めます。
自分のタイミングやペースを大切にしながら、学ぶスイッチを入れていくのです。
他にも、「今日はこれとこれをやる」と自分で計画を立てて、どんどん進めていく子もいます。
自分で学びの道をつくっているかのように、落ち着いて取り組む姿があります。
一人一人に合わせて学びをデザイン
スタッフとして意識しているのは、子どもの様子を見て、子どもと一緒に相談して考えることです。
「どんな内容を学ぶか」「どの教材が合っているか」「どれくらいの分量にするか」を、必要に応じて、子どもと一緒に相談して決めます。
数日~数週間のまとまりで計画を立てて、「今、自分は何を大切に学んでいるか」を見えるようにしています。
こうした取組は、ただ今日どれだけやったかを見るのではなく、「どのように継続して取り組めるか」「どうしたら自分らしく学べるか」を大事にしているから行っている取組です。
「やりたくない」の奥にあるもの
どの学校でもそうですが、得意なこと、苦手なことは一人一人違います。
CAN!Pスクールにも、計算が苦手でやりたくない子、字を書くのが苦手で書きたくない子、そして「なんだかよく分からないけど、勉強は嫌だ」と感じている子もいます。
こちらから「ここまでやってみよう」と伝えても、なかなか受け入れてもらえないこともあります。そんなとき、「じゃあ今日はどのくらいやる?」と本人に聞くと、「〇問やる」や「〇ページやる」と、自分で決める子もいます。
子どもも大人も、大切にしていることがそれぞれ違うからこそ、どこまでこちらから促すべきか、どこまで待つべきか、心が揺れることがあります。
スタッフとしては、「これができるようになってほしい」「苦手なことでもがんばる力を伸ばしてほしい」「自信をつけてほしい」と願う気持ちがあります。
同時に子どもの「やりたくない」「今は難しい」という気持ちに寄り添いたいとも思います。
2つの気持ちの間で、どうしたらいいのか正解が見えないことも多くあります。
その子にとって、今日のこの時間の過ごし方はこれでよかったのかな…。
その子にかけた言葉は、どうだったのかな…。
迷いながら、その中で、うんと考えながら日々進んでいます。
それでも、子ども一人一人と丁寧に向き合うことが何より大切だと思っています。
学びやすさをサポートする工夫
字を書くことが苦手な子には、紙と鉛筆にこだわらず、タブレットを使った学習も選択肢として取り入れています。
タッチ操作やタイピングの方が取り組みやすいという子もいます。
そうやって、やりやすい方法を一緒に探していくことも、子どもが「学んでみよう」と思えるきっかけにつながっていきます。
基礎的な知識や技能を身につけることはもちろん大切ですが、それと同じくらい、「自分にはどんな学び方が合っているか」を知ることも、これからの時代に欠かせない大切な力だと考えています。
前に進めるように
まずは、CAN!Pスクールで安心して過ごせることを大切にしたい。
だからこそ、みんな同じようにではなく、一人一人に合った学び方を見つけていけるように関わっていきたいと思っています。
少しずつでも、「できる」「やってみようかな」が増えていけば、それがその子にとっての前進になります。
その一歩一歩を、一緒に大切にしていきたいと思います。