Hola! ぶいちゃんです!
12月13日(土)に、探究学習スクール「CAN!Pラボ」では「大アウトプットデー」を開催しました。
アウトプットデーとは、子どもたちが普段CAN!Pラボで探究しているプロジェクトを他者に発表する場です。
今年の7月に各曜日ごとのアウトプットデーを開催しましたが、今回のアウトプットデーは「全曜日のラボ生」が一堂に会する、「大アウトプットデー」でした。
7月のアウトプットデーと比べ、規模感がぐんと上がったので、子どもたちの緊張感やわくわく感もより一層高まっていたのではないかと思います。
今回は、私たちがなぜアウトプットデーの場を大切にしているのか、その背景にある想いを書きたいと思います。
なぜ「アウトプットデー」をするのか?
CAN!Pラボが目指しているのは、プロジェクトの中で困難や大変さを乗り越え、自他ともに認める「圧倒的なプロジェクト」を成し遂げる「熱中する探究者」を育てることです。
しかし、自分一人だけで黙々と作業をしていても、なかなか「自分の限界」を超えることはできません。
そこで重要になるのが、「他者の目」です。
アメリカの著名な教育者ロン・バーガー氏は『卓越性の倫理(An Ethic of Excellence)』でこう述べています。
〈「作品が教室の外に出て、多くの人に見られる」と知った時、子どもたちはプロジェクトを「もっと良くしたい」「妥協したくない」というこだわりを抱き、それが困難を乗り越えるエネルギーになる〉¹⁾
アウトプットデーは、子どもたちが「自分を超える経験」をする大切な場なのです。
実際今回の大アウトプットデーでも、「とてつもなく大変だけど、100人分のミニチュアスイーツを作って、自作のお金でお店屋さんをしたい!」といった子や、「みんなの前でダンスを披露するために練習を頑張る!」といった子のように、アウトプットデーという目標があるからこそ、自身のプロジェクトをより突き詰められた子どもがたくさんいました。
プレッシャーではなく「楽しみな場所」へ
「発表会」というと、どうしても他人に評価されるプレッシャーの場というイメージがあります。
しかし、CAN!Pラボのアウトプットデーでは、子どもたちがここを「楽しみな場所」にしたいと考えています。
そのために、今回は発表形式を自由にしました。
タブレットでプレゼンスライドを作る子、料理やお菓子を試食してもらう子、作ったゲームやおもちゃを試遊してもらう子など、実に様々な形式の発表があり、「お祭り」のような雰囲気を感じてもらえたのではないかと思います。
他者のプロジェクトを見て視野が広がる
アウトプットデーは、他の子どもたちの多様なプロジェクトを見ることで、「こんなプロジェクトもできるの!?私もやってみたい!」「ほかの人はこんな風に試しているのか。自分のプロジェクトにも応用できそう」など、他者からインスピレーションを受けて視野を広げることができる場でもあります。
特に1~3年生のラボジュニアの子どもたちや保護者の皆様にとっては、高学年のお兄さん・お姉さんの発表を見ることで、未来の成長イメージを持つきっかけになってほしいなという願いも込めています。
アウトプットデーは、CAN!Pラボ生同士でお互いを高めあう場所にもなっています。
フィードバックが次へのエネルギーとなる
今回、参加者の皆様には、プロジェクトの「よかったところ」と「次の一歩へのアイデア」を伝える「フィードバックシート」を書いてもらいました。
自分が頑張ったプロジェクトに対して、他者から関心を持ってもらえること。
この経験が、「自分はできるんだ」という有能感と充実感を与え、次のプロジェクトへ向かう強力なモチベーションとなります。
今週一週間のラボでは、いただいたフィードバックシートを読み、「大アウトプットデーの振り返り」を書いてもらいました。
振り返りをしながら、「フィードバックシートにも書いてあったし、次はオリジナルの剣を作ってみようかな」「ほかの子が作っていた工作を作りたくなった」など、すでに次のプロジェクトへの種が生まれています。
次回に向けて
今回の大アウトプットデーで自信を得た子はもちろん、上手に発表できずに悔しさを感じた子もいるでしょう。それも「失敗大歓迎」です!
すべてが「圧倒的なプロジェクト」を成し遂げるための、確かな一歩となります。
次のプロジェクトや、年度末の「大アウトプットデー」に向けて、子どもたちがどう頑張っていくのか。スタッフも楽しみでなりません。
また次回の大アウトプットデーでお会いしましょう。
Hasta Pronto~!
参考文献
1)Berger, R. (2003). An Ethic of Excellence: Building a Culture of Craftsmanship with Students. Heinemann.