「やりたい!」の幅を広げる

こんにちは! CAN!Pラボ スタッフの長﨑です!

最近のCAN!Pラボの活動の中で少し考えさせられた出来事がありました。

それは、活動前に子どもたちに「やりたくない!」と言われたことです。

CAN!Pラボはこどもたちの「やりたい!」を実現し、熱中する探究者を育てる場所です。

それにも関わらず、「やりたくない!」とは、なかなかショックです…

今回このエピソードをきっかけに考えたことについてお話をします。

みんな大好き「マイプロ」

ところで、CAN!Pラボには、「マイプロ」と「ラボプロ」の主に2つの活動があります。

子どもたちから特に人気なのが「マイプロジェクト」略して「マイプロ」です。

その名の通り、これは一人ひとりが自分で好きなテーマを設定して取り組む活動です。それゆえ、内容は十人十色。

当然子どもたちは自分がやりたいことに取り組めるので、マイプロが嫌いな子はいません。

例えば、こんなプロジェクトです。

お寿司づくりプロジェクト!

アルミホイルで刀づくり!

ピーマンが苦手な人でも食べられるようにするには??

また、自分が興味をもったことにじっくりと取り組み、熱中することができるという点で、マイプロこそがCAN!Pラボの核であるとも言えます。

やりたくないと言われるラボプロ

さて、始めにお話しした、「やりたくない!」と言われてしまったのがこの「ラボプロジェクト」略して「ラボプロ」です。

ラボプロは、スタッフからテーマを提示して、その中から選んで取り組む活動です。先月のラボプロは、ラボジュニアでは「科学実験」または「お菓子完全再現」でした。高学年のラボでは「鉱石」または「手芸」でした。

ラボプロ「手芸」でフリーステッチに挑戦!

ラボプロ「鉱石」では石を磨いて宝石のように!

さて、この「やりたくない!」発言ですが、正確にはこうです。

「自分は工作がやりたいんだ!だからラボプロじゃなくてマイプロがいい!今回のラボプロはやりたくない!」

なんと素敵なことでしょう。やる気に満ち溢れています…笑

なぜラボプロをするのか

「ごめんね…」と思いつつ、子どもたちのたちのやる気を遮ってまでラボプロをするのには理由があります。

それは、子どもたちの「やりたい!」の幅を広げるためです。

当たり前ですが、人間は知らないことをやってみようとは思いません。

フリーステッチという裁縫のしかたを知らない子が、フリーステッチをやりたいと思うわけもなく…

河原の石も磨けば宝石のようになるということを知らない子が、河原の石磨きをやってみるわけもなく…

つまり、ラボプロは、子どもたちの「やりたい!」の”幅”を広げるために、知らないことに「出会う」過程であるとも言えます。

やったらおもしろい「ラボプロ」

このような理由で、ラボプロのテーマは、子どもたちが「知らない」ものであることが多いです。

それゆえに子どもたちがイメージがわかず、「やりたくない!」となることがあります。

しかし、いざやってみると、「面白かった!」「初めてだった!」と喜びの声が上がることも多いです。

先日のCAN!Pラボジュニアでは、ラボプロの一環で福岡大学を訪問しました。

行く前はイメージがわいておらず興味を持てなかった子たちも、帰るころには「楽しくてあっという間だった!」「飛び級してはやく大学行きたい!」と話していました。

また、ラボプロで取り組んだ内容が気に入って、そのままマイプロになることもあります。

フリースステッチでさらに別の作品を作りたいという子。

さらにいろいろな石を集めて展示したいという子。

初めは「やりたくない!」と言われるラボプロも、終るころには新たな「やりたい!」を生み出しています。

このように、ラボプロは初めてのことに飛び込んでみることで、「やりたい!」の幅を広げるために実施している、大切なプログラムなのです。

ラボプロの課題

このように、ラボプロはCAN!Pラボの中でも重要な役割があります。

一方でまだまだ課題もあります。

先ほどの発言のように、「別のやりたいことがある」場合、その「やりたい!」の火を消してしまいたくはありません。

そのために、「すごくやりたいことがある」時にはそれに取り組めて、そうでない時にはラボプロで興味を広げられるようなハイブリッドな仕組みをどうにか作れないか、話し合っているところです。

また、やったことのないラボプロだからこそ、テーマを選ぶときに、「なんだか面白そう」「どんなことができるんだろう?」とワクワクしながら取り組めるような工夫も必要だと思っています。

CAN!Pラボは、これからも子どもたちの姿を元にどんどんパワーアップしていきたいと思いますので、楽しみにしていてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!