こんにちは! CAN!Pスタッフの長﨑です!
CAN!Pスクールは、公立でも私立でもない新たな選択肢としての小学校、オルタナティブスクールと呼ばれる学校です。
子どもたちは公立の小学校とは異なるカリキュラムで学んでいます。
その特徴的な学び方の一つが「テーマ学習」です。
テーマ学習は「お店」「水」といったテーマを中心に、理科や社会などの教科を横断しながら学びを進めていく時間です。
今回は4月に取り組んだテーマ学習について紹介したいと思います。
「磁石の見えない力」
4月のテーマは「磁石の見えない力」でした。
始まる前に考えていた計画はこんな感じ。
まずは磁石について知っていることを聞いてみました。
すると、「磁石はくっつく」「N極とS極がある」ということはすでに知っていましたが、「何にくっつくのか?」という問いに対しては、「鉄にしかくっつかない!」という子もいれば「アルミや銅にもくっつく!」という子もいました。
また、身の回りでどんなところに磁石が使われているのかを聞いてみると、
出てきたのは「冷蔵庫に物をはるとき」「筆箱のふたを閉じるところ」くらい。
それ以外には思いついていないようでした。
そこで、前半では磁石の特徴について調べる実験を中心に磁石の基本的な性質を学びました。
後半では磁石が身の回りでどのように使われているのかを見ていきました。
モーターやスピーカーといった機械の中にも使われていることにはびっくりしていました。
そして、最後には磁石の性質を活かした工作をして、学びの成果を表現しました。
▲道端の標識の柱にもくっついた!
「出会う」から「気になる!」へ
今回のテーマ学習で特に面白かったのは、子どもたちが磁力に関係する物事に「出会う」ことで、「気になる!」というモチベーションが生まれたことです。
例えば、磁石が鉄のクリップにくっつくのかを試していた時、偶然クリップが2つ連なって磁石にくっつきました。
さらに、そのクリップを磁石から離しても、2つのクリップはくっついたまま。
子どもたちは「え!?!?!?!」と驚きを隠せない様子。
そこから、「なぜクリップがくっついたままなのか」をみんなで考え始めることになりました。
もう一つの印象的な場面がありました。
磁石についての動画を見ている中で、ある子の目にとまったのは「トマトに磁石を近づけるとトマトが離れていく」という様子です。
トマトは磁石でもなければ、鉄でもないため、その子にとってはかなり驚きだったようです。
彼は「本当かどうか確かめたい!!」とやる気満々。
そこで、実際にトマトを用意して試してみました。
このように、新たな場面に出会うことで、初めて子どもたちは「気になる!」「やってみたい!」といった興味に駆り立てられます。
これこそ、CAN!Pスクールが「出会う」ということを大切にしている理由です。
▲CAN!Pスクールのコンセプト
「気になる!」から「探究」へ
ではトマトを磁力で動かそうとした彼の実験はどうなったのか。
結果的に、トマトは動きませんでした。
残念ながら彼はここであきらめてしまったのですが、個人的にはここからが「探究」だと思っています。
なぜ動かなかったのか?
参考にした動画との違いは何だったのか?
そもそもトマトが磁石から離れていく原理は何なのか?
問いをもち、自分で考え、深めていくことが、その子の原体験になり、その子を形作っていきます。
これこそ、テーマ学習の究極の目的です。
この目的を果たし、テーマ学習が子どもたちにとって良い原体験となるように、今後も改善していきたいと思います!
▲間に物があってもくっつくよ!
おわりに
今回は紹介しきれませんでしたが、他にも子どもたちが楽しそうに磁石と向き合う瞬間が見られました。
ぜひ興味のある方は実際に見学や体験に来られてください。お待ちしております!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!