目と耳と心を向けて

こんにちは。9月も終わりに近づき、日が暮れるのが早くなってきたねと子どもたちと話す日々が増えたざきくんです。

CAN!Pアフタースクールでは、先週から新しい取り組み「帰りの会」をスタートしました。

今回は、この帰りの会を通して見えたこと。今後の展望についてお話できたらと思います。

なぜ「帰りの会」を始めたのか

アフタースクールで帰りの会を設けた理由。
それは、子どもたちが自分たちのやりたいことに向けて、自分たちで話し合えるようになってほしいという想いからでした。

普段の活動の中でも、子どもたちは様々な意見や提案を持っています。
でも、それをみんなで共有し、一緒に考える時間がなかなか持てずにいました。

そこで、一日の終わりにみんなが集まって、今日のことや明日のことについて話し合える、話す・聴くを練習できるような場として帰りの会を設けることになりました。

大切にしている3つのグラウンドルール

帰りの会では、3つのグラウンドルールを大切にしています。

1. 目と耳と心を向けて聞く
話している人の方を見て、その人の声に耳を傾け、その人の気持ちに心を向けること。

2. 優しい言葉を使う
どんなに違う意見であっても、相手を傷つけない言葉を選んで伝えること。

3. ちがう意見も大歓迎
一人ひとりの考えや気持ちを大切にし、まずは受け止めること。

この3つのルールは、帰りの会だけでのルールになるのではなく、日頃の生活の中でもお互いを尊重し合い、安心して自分の気持ちを表現できる場を作るための大切な約束として子どもたちの意識の中に少しでも定着してくれたらいいなと思っています。

カードを持って気持ちを伝える

帰りの会で特徴的なのは、「今日あったエピソード」と「今はどんな気持ち」ということをカードを持ちながら話すスタイルです。

カードには様々な感情を表す言葉が書かれています。「やったあ」「ピリピリ」「うーん」「モヤモヤ」「むむむ…」などなど。
子どもたちは、その中から今の自分の気持ちに一番近いものを選んで、みんなに伝えます。

カードを使うことで、普段なかなか言葉にしにくい複雑な気持ちも表現しやすくなります。
そして何より、視覚的にその子の気持ちが分かることで、聞いている側も自然と関心を向けやすくなっているのを感じます。

自然と生まれる対話のきっかけ

カードを持って気持ちを伝える中で、素晴らしいことが起こり始めました。子どもたち同士が、自然と「なんでその気持ちなの?」と質問、対話し合うようになったのです。

「え、なんでそのカードなの?」 「その気持ちってこういう気持でもあるかもね」など。
最初はスタッフが質問することが多かったのですが、今では子どもたち同士で自然と対話が生まれています。

そして、その対話を通して、お互いのことをより深く知り、理解し合えるようになってきています。

「よりみち」という新たな活動の基盤

今後、この帰りの会での対話の積み重ねが、「よりみち」という新たな活動の基盤となっていけたらなと感じています。
よりみちとは、子どもたちが「やってみたい」と思うことを自分たちで計画して実現していく時間です。

帰りの会で「こんなことをしてみたい」「あんなことができたらいいな」という声が自然と出てくるようになり、それがよりみちでの活動につながり、対話から実現に向けて子どもたちが動き出せるよう一緒に伴走できたらと思います。

「アフターでこういうことしたいよね」

そんな声が子どもたちから自然と出てきて、それが実現した時の表情を見ることがものすごく楽しみです。

最後に

「目と耳と心を向けて聞く」

これは、帰りの会だけでなく、日常のあらゆる場面で大切なことだと思います。

相手の話に真剣に耳を傾け、その人の気持ちに寄り添うこと。
そんな当たり前のようで、実はとても難しいことを、子どもたちは帰りの会を通して自然と身につけています。

これからも、子どもたち一人ひとりの声を大切にしながら、みんなで「やりたい」を実現していける環境を作っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。