「分かる」が深まるとき

こんにちは、平田です。

算数の学習では、答えが合っていると「分かった」と感じることがよくあります。

もちろん、正解できることはとても大切です。

でも、本当に「分かった」と言えるのは、どんな状態なのでしょうか。

CAN!Pスタディでは、答えが合うことだけでなく、自分なりの考え方をもち、それを説明できることを大切にしています。

今回は、5年生A君の学習の様子をご紹介します。

自分なりの「解き方のコツ」を見つけたA君

A君は現在、倍数・約数・公倍数・公約数の学習に取り組んでいます。

この日は、2つの数の公倍数を求める問題に挑戦していました。

学習を始めた頃は、ノートいっぱいに2つの数の倍数を書き出し、その中から共通する数を探していました。

CAN!Pスタディでは、一人ひとりの理解度に合わせて学習を進めています。

高学年コースではAI教材「atama+」を活用し、理解度やつまずきの原因を確認しながら、その子に必要な内容を学習します。

そして、プリント学習で繰り返し練習を行い、理解を少しずつ定着させています。

また、スタッフは一方的に解き方を教えるのではなく、

「どう考えたの?」
「どこまで分かっている?」

と問いかけながら、子ども自身が考えを整理できるようサポートしています。

そんな学習を続ける中で、A君に変化が見られました。

以前はノートいっぱいに倍数を書き出していたA君が、少ない数字だけを書いて問題を解いていたのです。

そこで、

「どうやって考えているの?」

と尋ねてみました。

するとA君は、

「大きい方の数の倍数を先に書いて、そのあと小さい方の数の倍数と重なる数を探している。」

と、自分なりの考え方を説明してくれました。

繰り返し問題を解く中で、自分にとって分かりやすく、効率よく考えられる方法を見つけていたのです。

「教えてもらう」から「自分で見つける」へ

この姿を見て、とても嬉しく感じました。

もちろん、最初からこの方法を知っていたわけではありません。

スタッフが理解の様子を確認しながら問いかけを行ったり、必要に応じて考え方を整理するサポートを行ったりして、A君は少しずつ理解を深めていきました。

そして、その積み重ねの中で、

「このやり方なら分かりやすい。」

という、自分なりの解き方のコツを見つけることができたのです。

これは単に問題が解けるようになったということではありません。

自分に合った学び方を身につけ始めたという、大きな成長だと感じています。

自己調整学習で育てたい力

CAN!Pスタディで大切にしている自己調整学習では、

「見通す」
「実行する」
「振り返る」

というサイクルを繰り返しながら学習を進めます。

その中で大切なのは、

「自分にはどんなやり方が合っているのか」を考えられるようになることです。

学習方法に絶対の正解はありません。

図を書いた方が理解しやすい子もいれば、式を書きながら整理する方が分かりやすい子もいます。

だからこそ、私たちは子どもたち一人ひとりが、自分に合った学び方を見つけられるようサポートしています。

A君が見つけた「解き方のコツ」も、その一つです。

学び方は一生使える力になる

学校では、これからも新しい内容を学び続けます。

中学校、高校、そして社会に出てからも、新しいことを学ぶ機会はたくさんあります。

そのときに必要なのは、知識だけではありません。

「どうすれば自分は理解しやすいのか」を考え、学び方を工夫できる力です。

今回A君が見つけた「解き方のコツ」は、公倍数の問題だけに役立つものではありません。

自分で考え、自分に合った方法を見つける経験は、これから先のさまざまな学びにつながっていきます。

CAN!Pスタディではこれからも、一人ひとりの理解に寄り添いながら、「分かった!」を積み重ね、自分で学びを進められる力を育てていきます。

その小さな積み重ねが、子どもたちの大きな自信となり、一生使える「学ぶ力」へとつながっていくことを願っています。