学びを楽しむためには?

こんにちは!CAN!Pスタッフのゆうやです!

突然ですが、あなたは「学ぶこと」が好きですか?

「日々成長のために学んでいます!」

という方もいれば、

「学校の勉強なんかつまらないし、意味ないじゃん」

「最近、学んでないな~」

という方もいるかもしれません。

私は最近、CAN!Pスクールのスタッフとして子どもたちにかかわる中で、「学び」について考えることが増えています。今日はそんな「学び」について考えつつ、CAN!Pスクールでの「学び」の様子をお伝えします。

学びを楽しむ子どもたち

CAN!Pスクールの基礎学習の時間には、国語や算数をベースにした学習をしています。

その基礎学習の時間に、最近嬉しいことがよくあります。それは、子どもたちが「楽しそうに」学んでいることです。

例えば、3年生のある子は、最近自分で物語を書くことに熱中しています。

実はもともと、字を書くことに苦手さがあり、これまでは書字での学習を避けてきました。しかし、たくさんの本を読む彼の中には表現したいことが山のようにストックされていたのでした。

そんな彼に、自分で本を書いてみない?と提案したところ、嬉しそうに物語を書き始めたのです。

その過程で、自然と分からない漢字は辞書で調べたり、書いた文章を推敲したりしています。

このように、子どもたちが学びを楽しんでいることは、私にとっての喜びです。

そして、「学びを好きでいてほしい」というのが、私の願いのひとつでもあります。

そもそも学びって楽しいものでしょ?

私が「学びを好きでいてほしい」と願う背景には、私が公立小学校で教員をしていた時の経験があります。

私は教員時代、入学したての1年生を担任することがありました。その際、入学してきた子の多くは、いつも楽しそうに授業に向き合い、はやく次の勉強がしたいというほど、学びを楽しんでいました。

しかし、学校生活を過ごす中で、勉強が嫌になる子、勉強で苦しむ子が現れ始めました。

あんなに学びに向かっていた子どもたちが、学びから遠ざかっていく姿に、私は悲しくなると同時に、自分の実力不足を痛感しました。

入学したての1年生の様子からもわかる通り、人は生まれつき学びに向かう生き物です。

歩き方を教えなくても、赤ちゃんは試行錯誤のなかで歩けるようになります。

大好きなゲームなら、タイピングの壁も乗り越えて、自分で攻略サイトを見るようになります。

このように、学びの先には喜びあります。

だからこそ、人は本来学びを楽しむことができると思っていますし、子どもたちには「学びが好きでいてほしい」と願っています。

学びを楽しみ続けるためには?

では、どうすれば人は学びを楽しみ続けられるのでしょうか?

私は、学びから人が遠ざかる原因の一つは、「知識を詰め込む学び」にあると考えています。

受験の時に英単語を詰め込むイメージです。覚えるのは大変なのに、せっかく苦労して覚えても試験が終わったら忘れちゃうという経験がある方も多いのではないでしょうか?

このような既存の知識や経験、その人の思いなどと切り離されて、断片的に知識を詰め込んでいくのが学びだと認識してしまうと、学びは途端につまらないものになります。

「知識とは短編的に詰め込むものだ」という認識は、ドネルケバブモデルと呼ばれているそうです。

しかし、英語で話したい相手がいたらどうでしょう?英単語の規則性にちょうど疑問を持っていたらどうでしょう?

それは、自分にとって無意味な知識の詰め込みではなく、自分の興味や経験、既存の知識につながる生きた知識になります。

このような生きた知識を広げていくような「学び」であれば、多くの人が楽しみ続けることができるのではないかと考えています。

参考:『学びとは何かー〈探究人〉になるために』 今井むつみ, 岩波新書

(続)学びを楽しむ子どもたち

最近CAN!Pで特に学びを楽しんでいる子どもたちは、もれなく「生きた知識を広げるような学び」をしています。

一年生のある子は、学びたてのひらがなを部屋の中で見つけると、「ありの”あ”!」と嬉しそうに報告してくれます。身の回りの文字が読めるようになるなんて、それは嬉しいに決まっています。

いろいろな容器に入る水のかさを測る中で、「じゃあこの鍋はどれくらいかな?」と疑問をもった子。「どうなるかな?」とワクワクしながら、水のかさを測っています。

彼女たちに共通しているのは、学びが自分の生活や疑問の延長線上にあることです。そうなったとき、学びは楽しいものであり続けられるのではないでしょうか。

自分を拓くためにも

一方、正直なところ、全員が四六時中学びを楽しんでいるというわけではありません。

自分の好きなことについては自ら学ぶ子も、国語や算数となると途端に「嫌い」になったりします。その背景には、これまで彼らが経験してきた様々な失敗や挫折、ミスマッチなどあるのだと思います。

今、国語や算数が人より遅れていることは、それほど問題ではありません。

それよりも、私が良くないと思うのは、彼らがある学びに対して拒否感をもってしまうことです。長い人生の中で、いつかその学びが必要となったときに、「私にはできない」と自ら自分の可能性を閉じてしまうことにつながります。

そうではなく、「別に嫌いではない」とさえ思えれば、必要になったときに「いっちょやってみるか」と立ち上がれます。

このように、自分の可能性を信じ続けられること、言い換えればCAN!Pスクールのコンセプトである「自分を拓く」ことこそが大切だと思っています。

そのためにも、CAN!Pスクールで子どもたちが「学びってたのしいよね」「自分はやればできる」と思えるような経験を積んでいけるようにすることが、私たちスタッフの役目です。

私たちも学び続けていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!