素朴な疑問から生まれた熱中

こんにちは!ざきくんです。

早くも2025年も残り2ヶ月となりました。最近の子どもたちを見ていると、自分で調べて、目標を立てて、仮説を立てて…というサイクルがどんどん回り始めているのを感じます。

今回は、ある素朴な疑問から始まったJ君の挑戦についてお話ししたいと思います。「ラジコンカーでおもりをどこまで運べるのか?」そんな疑問から、どんどん熱中していくJ君の姿をご紹介します。

プログラミングで動かせるラジコン「mCAR」

J君が夢中になっているのは、「mCAR」というプログラミングで動かすことのできるラジコンカーです。プログラミングで自由に動かせるようになったJ君。

すると、新たな疑問が生まれました。

「このラジコンで、どれくらい重いものを運べるんだろう?」

そんな素朴な疑問から、J君のプロジェクトが動き始めました。

最初の挑戦:250gの仮説

J君の最初の仮説は「だいたい250gくらいは運べるんじゃないかな」というもの。さっそく水を入れたペットボトルをmCARに乗せてみました。

すると、動きはするものの少しゆっくり。でも、動いた!

この成功に喜んだJ君は、さらに重いものに挑戦したくなりました。
次は500gの重りです。

500gの重りを載せてみると…大変なことに。
車がウィリー状態になってしまい、どうしても前に進めません。

「どうやったらウィリーせずに走らせることができるんだろう?」

J君は考えました。

「荷台を作ればいいんじゃない!」

試行錯誤した先の新たな仮説が立ち上がりました。
そこから、J君の3Dプリンターでの荷台づくりがスタートしました。

試行錯誤の荷台づくり

J君は0から荷台の形を考えました。作っては試し、干渉してしまう部分を直し、また作る。何度も何度も制作を繰り返しました。

そしてついに、納得のいく荷台が完成!

完成した荷台を装着して、再び500gに挑戦です。

スイッチを入れると…ウィリーせずに進んでいる!

「進んでる!進んでる!」

J君の嬉しそうな声が響きました。自分の求めていた形になって大満足。でも、J君の探究心はここで止まりませんでした。

「もっと重くしてみよう!」

次は800gにチャレンジです。

800gを載せてみると、さすがのmCARも限界に。これ以上は難しそうです。

今回のプロジェクトは、ここで一区切りとなりました。

探究者としての姿

「ラジコンカーでどれくらい重いものを運べるのか?」

そんな素朴な疑問から始まったJ君のプロジェクト。仮説を立て、試してみて、うまくいかなければ問題を解決する方法を考え、また挑戦する。

この一連の流れこそが、まさに探究そのものだと感じました。
J君が見せてくれた探究者としての姿は、まさに私たちが大切にしている学びの形です。

答えは誰かが教えてくれるものではなく、自分で見つけていくもの。
失敗は終わりではなく、次の工夫のきっかけ。
そんなことを、J君は体験を通して学んでいるのだと思います。

子どもたちの「なんで?」「どうなるんだろう?」という疑問は、素晴らしい学びの入り口です。
その疑問を大切にし、試行錯誤する時間を保障することで、子どもたちは自分で考え、行動する力を身につけていきます。

これからも、子どもたちの素朴な疑問から始まる探究を、温かく見守り、支えていきたいと思います。