「給食カレーが食べたい!」こだわりが熱中する探究者を生んだ瞬間

Hola! こんにちは。

「探究学習スクール」CAN!Pラボのぶいちゃんです!

1~3年生向けのCAN!Pラボジュニア、3~6年生向けのCAN!Pラボでは、自分のやりたい!を探究して形にする「マイプロジェクト」が進行中です。

例えばCAN!Pラボジュニアでは、鬼滅の刃に登場するキャラクター「冨岡ぎゆう」の半々羽織を一枚の布から作ってみるプロジェクトや、4人で協力して「大きなおうち」を作るプロジェクトが進んでいます。

ぎゆうさんの半々羽織づくり!
大きなおうちづくり!大人も余裕で入れます

CAN!Pラボでは、3種類の味に挑戦する「究極のマカロン作り」や、樋井川で生き物を捕まえて育てる「メダカとエビの飼育プロジェクト」など、こどもたちの多種多様な“やってみたい!”が毎週あふれています。

メダカとエビの飼育プロジェクト
究極のマカロンづくりプロジェクト

さて今回は、食べることが大好きな4年生・Kくんの、長きにわたるプロジェクトと、その中で見えた成長を紹介したいと思います。

学校給食がいつでも食べられたらな

Kくんは私と一緒で食べることが大好きです。

これまでにも「マクドナルド完全再現シリーズ」と題して、フライドポテト、BBQソース、ナゲット、シャカチキ、照り焼きマックバーガーなど、様々なメニューを手作りしてきました。

そんなKくんの新たなプロジェクトは、

「給食がおいしすぎて、いつでも食べれたらいいのにな。自分で作れたら、その夢が叶うじゃん!」

という、とても魅力的な夢から始まった「給食完全再現シリーズ」です。

中でも特に好きなのが「カレーライス」ということで、給食のカレーを完全再現するプロジェクトが始まりました。

レシピを調べていざスタート!

市販のルーしか知らなかったKくんは、スパイスや小麦粉からルーを作ると知って、びっくり。「え!カレーのルーって自分でつくれるの?」と驚いていました。

プロジェクトの進め方は「自分で決める」

これまで「次は何すればいい?」と大人に聞くことが多かったKくんですが、今回からもう一歩成長してほしいと思っていました。

そこで、「ぶいちゃんが次の手順を決めて指示しら、K君のプロジェクトじゃなくて、ぶいちゃんのプロジェクトになってしまうよ。だから、自分で考えて決めてほしい」と伝えました。

すると、Kくんの動きがガラッと変わり、調味料の分量を自分で計算して入れたり、野菜を最初にまとめて切ったり、主体的な行動がどんどん増えていきました。

CAN!Pラボには、大切にしている5ヶ条があり、その一つに「自分で決める」があります。

スタッフは子ども一人ではできないことをサポートしますが、「どうすればうまくいくのか」を考えて実行するのは子どもたち自身であってほしいと思っています。

まさにそれを体現する姿でした。

材料をきっちりはかって入れています

試行錯誤の連続

さて、初めてルーから作った給食カレー第一弾が出来上がりました。

CAN!Pラボのメンバーで実食してみると、

「味はおいしいけど、少し脂っぽいかも?」という感想。作った本人も、「給食よりも甘すぎるから、再現はできていない」という評価でした。

そこで、お肉を脂が少ない鶏肉に変更し、スパイスももう少し加えてリベンジしよう!ということになりました。

一回作って終わりが多かったこれまでのプロジェクトとは違い、今回のプロジェクトでは彼の「こだわり」が出てきたようです。この「こだわり」が出てきたとき、CAN!Pラボで育くみたい「熱中する探究者」になっていきます。

翌週、また一からルーづくりが始まりました。

ルーを作るのに1日、具材を煮込んでカレーを完成させるのに1日かかるので、完成までに2週間かかります。

それでもあきらめずにカレーを作っていくKくんの姿を見て、着実に「熱中する探究者」へと変わっていっているなと感じました。

給食カレーリベンジの結果は...

さて、給食カレーリベンジマッチ、第二弾のカレーが出来上がり、いざ実食!

CAN!Pラボの子どもたちの反応は….

「辛すぎるーー!!」

「申し訳ないけど…まずい…」

初めてCAN!Pラボで聞いた「まずい」というストレートな声。

スタッフが食べるとおいしかったのですが、スパイスが効きすぎて子どもの口には合わなかったようです。本人も「これは給食カレーではないな」と冷静な一言。

でもここからがKくんのすごいところ、なんと

「もう一回リベンジする!」

と言ったのです。くじけない心と、「給食カレーを再現したい」というこだわりに感動しました。

給食カレーついに完成!

さらに翌週、今度はルーにすりおろしリンゴと生クリームを加えて辛さを抑え、コクとうまみをアップさせる作戦を実行。ここまでくると、Kくんも慣れた手つきでルーを作り、ほぼスタッフのお手伝いもいらないほどに成長していました。

カレーを混ぜる姿、貫禄があります!

そして料理をしながら、「みんながおいしいと言ってくれたら、このプロジェクトは完了かな」と話しました。

この一言は、一人でカレー探究プロジェクトをしていても出てこない、CAN!Pラボで色んな人と関わりながら探究をするからこその発言で、CAN!Pラボならではの特徴だと思います。

いよいよ給食カレー第三弾の実食の時。のべ6週間かけた再現レシピの味は…

全員「おいしい!!!!」

その声をきいて、涙が出るほど嬉しかったです。

Kくんの方を見ると、あまり見たことがない「ドヤ顔」をしていました笑

その満足げで自信に満ち溢れる顔から、一皮むけたかっこいいKくんになったなと思いました。

彼はその後、給食のハンバーグと揚げパンの再現に取り組んでいます。

自信たっぷりの「ドヤ顔」

まとめ

今回は、CAN!Pラボ4年生の「給食のカレーを再現したい」という情熱から生まれたプロジェクトを紹介しました。

給食カレー再現プロジェクトは、ただの料理づくりではなく、「自分で決める」「失敗大歓迎」といったCAN!Pラボの探究学習そのものを体現した取り組みでした。

さらに、「こだわり」を持つことでKくんが「熱中する探究者」へと成長していく姿が見えました。

そして、試行錯誤の末、みんなに「おいしい!」と言ってもらった経験はKくんの中で何物にも代えがたい大切な思い出になったと思います。

これからもKくんが、夢中になって探究していくのが楽しみです。

CAN!Pラボは、そんな「熱中する探究者」をこれからも全力で応援していきます。

それでは、Hasta Pronto~!