CAN!Pとは、○○屋さんです

おはこんばんにちは。福岡市城南区の探究学習スクール「CAN!Pラボ」の鈴木です。子どもたちの「やりたい!」を実現する塾をやっています。

今回のブログでは、私たちCAN!Pが関わってくださる方へ何をお届けしているのか?というテーマでお話します。

最後まで読んでいただけるとうれしいです。

それでは、どうぞ!

うれしい出来事

CAN!Pラボは、工作・クッキング・アート・実験など子どもたちがとくに「やりたい!」と思った活動をプロジェクト化しています。

その名も「マイプロ」

・Scratchでゲームをつくる

・ラーメンを麺からつくる

・電気を消す装置をつくる

などとさまざまな「マイプロ」がこのCAN!Pラボで生まれました。

そうやって子どもたちの興味・関心によりそったプロジェクトを実施・サポートしてきました。

そして先日小学6年生の子が言ってくれたんです。

「CAN!Pラボのこと、卒業文集に書いたよ」と。

この子は「お店で食べたあの味を再現したい!」とパスタマシンをつかいながら、麺からパスタづくりをするマイプロをしていました。

卒業文集に書いてくれたのは

・将来の夢はシェフになること

・CAN!Pラボで「パスタづくり」をやってみたこと

・みんなから「おいしい!」と言ってもらえたのが嬉しかったこと

 このお話を聞いた時には、スタッフ一同感服しました…

「将来はこうなりたい!」と思えるほどの原体験をこのCAN!Pラボという場所で生まれたことに、うれしく思います。

この子の活躍はこちらのブログからご覧ください。

原体験に必要なこと

さて、つぎはこの子がどうして「パスタ」をつくろうとしたのかについて考えてみます。

「やりたい!」と思ったことを「やる」ためには

あたり前ですけど「やらなきゃ」叶いません。

では「やる」までには、どんな過程があったからなのかを紐解いてみます。

偉い人の考え方を借りてみます。

習慣化を研究するフォッグさんという方が提唱する

「B=MAP」という考え方があります。

日本語で簡単に示すと下の図のようになります。

人が「やる」「行動する」ために必要な要素は

①やりたいと思うこと(動機)

②できそうだなと思うレベルのこと(能力)

③はじめるためのきっかけ(機会)

の3つと言われています。

たとえば今回のパターンでいけばこんな感じです。

それぞれあてはめてみると

①「おいしいパスタをたべた、つくってみたい」と思っている

②これまでに包丁やフライパンをつかって料理をしたことがある

③CAN!Pラボではパスタマシンもキッチンも手伝ってくれる人もいる

という形になったため、この子は「パスタをつくる」までに至ったんじゃないかと考えています。

この3要素、どれか1つでも欠けてはいけないんです。

たとえば大人ならこんな例が考えられます。

・簡単でつまらない作業を続けなさいと指示がでたが、進まない。(やりたいの欠如)

・運動もしたことがない人がダイエットで「毎日10km走る」といい、3日坊主になる(できそうの欠如)

・資格をとる勉強をしたいし、勉強は得意だけど、今の職場では活かせなさそう(機会の欠如)

ということが想像しやすいですね。

この要素がそろうのはなかなか難しさもあります。

一方で、小学生の子どもは、好奇心にあふれ、なにごとにもチャレンジしてみたくなる性質を元々もっています。

けんだまだって、おりがみだって、やってみたら意外と上達した、という場面もたくさん見てきました。

そのため「やりたい」「できそう」って後からでも、身に付くものなんです。

ただ、子どもたちが

どんなにやりたいと思っていても

どんなにできる能力があったとしても

「きっかけ」なしには、何事も「やる」ことは難しいです。

当たり前ですけど、ほとんどの子がこのパターンなんじゃないかと。

ようやく今回のテーマにもどってこられそうです。

この「きっかけ」をどのようにして生み出すかに、私たちCAN!Pが提供している価値があるんじゃないかと考えています。

CAN!Pは「きっかけ」屋さん?

私たちCAN!Pは、CAN!Pラボだけではないさまざまなスクールをもっています。そして、どのスクールも子どもたちに「きっかけ」を提供しているんです。

子どもたちが主体になれる「きっかけ」は、CAN!Pアフタースクール

英語であの子と話したい「きっかけ」は、CAN!PEnglish

工作や料理などができる「きっかけ」は、CAN!Pラボ

野外体験やスキーをやってみる「きっかけ」は、CAN!Pアドベンチャー

公立でも私立でもない場で学ぶ「きっかけ」は、CAN!PSchool(2025年4月開校予定)

それぞれのスクールが、各々にしか出せない「きっかけ」を提供するから、私たちCAN!Pは広い意味で「きっかけ屋さん」といってもおかしくはありません。

「きっかけ」をつかんだ子どもたちの熱量はすごいです。

最後までやり遂げるし、どんなに失敗したとしても、ふりかえってみて「よかった」と思える経験に変えていける力強さを持っています。

そしてその「きっかけ」をもとに

自分で決めた、という経験こそが

後の「自分らしさ」を形作っていく「原体験」になると信じています。

さいごに

私たちCAN!Pは子どもたちの「きっかけ屋さん」というお話でした。ただ、「きっかけ」って実はいろんな場所にあふれているものです。

そして、その対象は子どもだけではなく大人にもあります。

2024年もあとわずか、年末にゆっくりすることももちろんいいですが

「やりたいこと」

「できそうなこと」

にチャレンジしてみる「きっかけ」はこの年末年始のお休みの期間ではないかと思います。

もし、お休みでお時間のある方は

本を読んだり絵を描いてみたりなどとチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

最後に読んでくださったみなさま、今年も大変お世話になりました!

また来年も何卒よろしくお願いいたします!

素敵な1年をお過ごしくださいね。

おしらせ

CAN!Pは20254月に、オルタナティブスクール「CAN!P School」(キャンプスクール)を開校します。

オルタナティブスクールとは、独自の理念とカリキュラムで教育を行っていく、全日制の小学校です。

子ども一人ひとりの意志を大切にして、一人ひとりが主人公でいられる学校をつくりたいという想いでこのスクールを立ち上げます。
この度、開校に向けてクラウドファンディングに挑戦します!
ぜひサイトを読んで、わたしたちが開校する「CAN!P School」と、立ち上げに懸ける想いを知っていただけるとうれしいです。

もし共感いただけたら、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。