あけましておめでとうございます。CAN!Pの粕谷です。
2024年も大変お世話になりました。
昨年の仕事納めはCAN!Pアドベンチャーのスキーイベント引率でした。久々の現場でしたが、やはり楽しいですね。
そして今年の年明けは、新年会ということで餅つき担当をさせてもらいました。
みんなで上手に作れました!
2025年もCAN!Pスタッフ一丸となって、子どもたちの「!」な体験の場を作ってまいります。
今回は私の方からCAN!Pグループ全体での抱負を少し書かせていただきます。
①放課後スクールは探究により力を入れていく
2022年から探究に力を入れ始めましたが、世の中の流れも変わってきています。わかりやすいところでいくと、所謂勉強だけで進学していく流れは減っていくことですね。入試の形も探究重視に変わっていきます。(この辺は大濠中学・高校の先生をお招きして2月にセミナーも行いますのでぜひご参加ください。)
あと数年もすると、皆さんの会話の中に探究ということばがより普及することでしょう。私たちCAN!Pはフロントランナーとして実践していきます。その方向性をざくっと述べていきます。
(1)CAN!Pアフタースクール
名称の変更と同時に、より子どもたちが主体的になれる場を作っていきます。現状との違いは何なのかと言えば、子どもの自己選択・自己決定の幅です。子どもたちが探究する上でこの要素は欠かせません。今も子どもたちは十分楽しめていますが、その環境は大人たちがかなりの部分を作っていると言えます。「何をするのか」を子どもたちと話し合いながら決めていくことも含めて、一緒に放課後の探究の場を作る、そんな環境を用意していきます。
(2)CAN!P ENGLISH
「英語を勉強している感じが全然しないですよね。」見学された方からよく言われる言葉です。「英語で楽しむ、学ぶ、探究する」を今年もさらに進化させていきます。第二言語習得理論に基づいた英語学習はもちろん、各種アクティビティもSTEM教育を中心に広げていきます。STEM教育にも探究の要素がいっぱいです。
また、今年中に市内の他の英語スクールの子どもも巻き込んで、英語イマージョンキャンプを開催したいと思っています。いずれは6年生までに短期留学の機会も作るつもりです。英語ができることを目的にするのではなく、英語ができることで表現できる幅が広がる、異国の仲間が増えるなど、人生の選択肢が増えることを肌で実感できる場を作る。これがCAN!P ENGLISHの存在意義だと思っています。
(3)CAN!P ラボ
昨年はラボの子どもたちのマイプロジェクトの進化が著しく、マイプロジェクトが小学生の探究学習の方法として最適解であることを確信した1年でした。
やりたいことが見つからない状態から、やりたいことであふれている状態が常になってきています。今年も幅広い作品が生まれてくることでしょう。
スタッフ側でもプロジェクトが深まっていくプロセスの言語化が進んでいますし、モチベーションの心理学などの理論も併せて研究していることが貢献しているように思います。
次なる挑戦は、低学年のジュニアの子どもたちがマイプロジェクトに向かっていくステップだと考えています。さまざまな体験(ラボプロ)で知見や技術を得つつ、「僕・私は自分なりにこうしていきたい!」を実現していける環境を作っていきます。
② 新たに2つのスクールがスタート
(1)オルタナティブスクール
4月に「自分を拓く学校」をコンセプトにした小さな小学校を始めます。団体としては最大の挑戦となります。私自身も昨年、開校準備に最も時間を費やしました。すでに開校への想いはこちらを参照ください。
(https://note.com/tankyumedia/n/nb18e4e8d4cbe)
子ども主体の教育を望む子、今の学校に馴染めない子ども、発達に課題はあるけれど光るものがあって強みをさらに伸ばしたい子ども――現代には学校教育の選択肢が足りていません。その一助となるべく奮闘してまいります。
(2)CAN!Pスタディ
「塾がいらなくなる」を目標とする塾を作ります。矛盾するようですが、短期的な学力を伸ばすのではなく、自分で学び方、学力の伸ばし方を徹底して考え、実践する塾です。業界では「自己調整学習」という理論に基づきます。「何を学べばいいのか」「どうやって学ぶのか」を小学生版にわかりやすくアレンジして行います。アフタースクールの学習関係もこの方向性でまとめていきます。
すでに学校教育でも宿題を自分で計画してみようといった自由化が増えていますが、小学生の場合は難易度が高く、大人の伴走が重要になります。少人数で、大人の伴走のもと、自分に適した学び方を知っていく。ここに私たちの存在意義があります。放課後という限られた時間ではありますが、小学生のうちに自分に適した学び方を知ることは、その後の学習において極めて重要です。こちらもぜひご期待ください。
CAN!Pグループは今後も教育の選択肢を増やしていきます。(これ自体が私自身の人生のミッションでもあります。)
全ての人に万人受けする教育は存在しないと思っていますし、CAN!Pの教育が最高であるとも思っていません。しかし、今存在する教育が誰かにマッチするかもしれない――そんな想いで、これからも現在あるスクールの深化と新しい教育選択肢を作っていきます。
2025年もCAN!Pグループの成長にご期待ください!